2歳で子犬サイズのジャーマン・シェパード SNSで大人気も飼い主「病気を理解して」(米)

11月25日(月)21時0分 Techinsight

2歳で体重7キロ前後のジャーマン・シェパード(画像は『Ranger 2019年6月15日付Instagram「just a dog and his ball」』のスクリーンショット)

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脳下垂体からの成長ホルモン分泌の低下により起こる「下垂体性小人症(成長ホルモン分泌不全性低身長症)」により、2歳でも子犬のように小さいジャーマン・シェパードの“レンジャー(Ranger)”がSNSで人気だ。8万超のフォロワーを持つレンジャーだが、病気が判明し治療が開始されるまでは多くの健康問題を抱えていたという。『WBTV』『PEOPLE.com』などが伝えている。

ジャーマン・シェパードのレンジャーが産まれたのは2017年7月のこと。米アリゾナ州フェニックスに住む飼い主のシェルビー・メイヨーさん(Shelby Mayo)によると、レンジャーはきょうだいの中でも一番小さかったものの、当時は原虫(コクシジウム)が腸管に寄生することによって発症する犬コクシジウム症に罹っていたため、深刻な病気を抱えているなど思いもしなかったそうだ。しかしいったん回復すると、レンジャーはすぐにジアルジア(ランブル鞭毛虫)によって引き起こされる別の感染症を患い苦しみ始めた。

さらにその数か月後、レンジャーに新たな問題が浮上した。去勢手術を行った直後に食欲がなくなり、体重が減少、身体のほとんどの毛が抜け、剥き出しになった皮膚が乾燥してボロボロと落ちだしたのだ。レンジャーの身体は小さいままで、シェルビーさんは下垂体性小人症のジャーマン・シェパードを飼っているフォロワーから甲状腺レベルの検査を受けるようにすすめられた。

検査の結果、甲状腺ホルモンが非常に低レベルであることが判明したレンジャーは、獣医の指導のもとすぐに治療を開始した。レンジャーには甲状腺ホルモンの1つであるレボチロキシンが投与され、農場を経営するフォロワーから寄付されたヤギ乳の石鹸を使うようになった。こうして少しずつであるが症状が改善し、一緒に暮らす2匹の犬たちと元気に遊ぶことができるようになった。

ちなみにオスのジャーマン・シェパードの2歳成犬は体重30キロを超えるが、2歳4か月になるレンジャーの体重は7キロ前後ほどしかない。シェルビーさんはレンジャーが元気であることを強調しつつ、「レンジャーのフォロワーは8万を超えています。小さなレンジャーの人気は高まる一方ですが、レンジャーを通してこの病気について多くの人に知ってもらいたいと思っています。また、いつまでも小さいままの犬が欲しいからと、下垂体性小人症の犬を繁殖させる人もいるようですが、これは深刻な病気であることを理解して欲しいと思います。レンジャーは今は元気ですが、今後どんなことが起こるかは全くわからないのです」と語っている。

なおオランダのユトレヒト大学の研究によると、ジャーマン・シェパードの下垂体性小人症は健康問題だけでなく発達や行動にも影響が現れ、ほとんどが短命で平均寿命は5歳とのことだ。

この投稿をInstagramで見る Ranger(@ranger_thegshepherd)がシェアした投稿 - 2019年10月月31日午後12時58分PDT

画像は『Ranger 2019年6月15日付Instagram「just a dog and his ball」、2018年8月29日付Instagram「huh?」』のスクリーンショット

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