2度も遺体を発見したインフルエンサーを「違法行為」で処罰へ=中国ネット「見てはいけないもの見た?」
2024年12月5日(木)22時30分 Record China
中国・陝西省の秦嶺山脈で遺体を発見したインフルエンサーの男性が処罰されることが分かった。中国メディアの揚子晩報が4日付で伝えた。
男性は今年7月、秦嶺山脈の2つの山を結ぶルート、俗称「鰲太線」をマウンテンバイクで走行中、行方不明になっていた25歳の男性の遺体を発見し、警察に通報した。この件をめぐり、地元の自然保護区管理局はインフルエンサーの男性が違法に「鰲太線」を通過したとして、事件として処理する考えを示した。
インフルエンサーの男性は同紙の取材に対し、「ショックを受けたが処罰を受け入れる」とコメント。「今後、探検する時には現地の政策や法規をよく確認する」と話したほか、投稿した動画の中で「『鰲太線』を通り抜けることは違法行為に当たるため、気を付けてほしい」とネットユーザーらに呼び掛けた。
男性は今年10月にも、山西省太原市の堀囲山で偶然、遺体を発見し、話題になっていたという。
この話題に中国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられ、中でも最も多くの共感を集めたのは「どうりで(遺体を)発見しても警察に通報しない人がいるわけだ。したら罰せられるんだからな」だった。
ほかにも、「どこかの機関が存在感を示し始めた」「そんなことをしていては今後(遺体を発見しても)誰も警察に通報できなくなるぞ」「何でもかんでも違法」「やっぱりいいことはしない方がいい」「余計なことはするなってことだな」との声や、「彼は何か見てはいけないものでも見たのか?」との声も上がった。
一方で、「処罰されたのは通り抜けが違法だっただけ。警察に通報したからじゃない」「表彰と処罰は区別すべき。本人も過ちを認めている」などとたしなめるコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)