子供の頃に治療を受けた病院で、理学療法士として働く22歳女性(英)

12月8日(金)19時48分 Techinsight

治療を受けていた頃のローレンさん(画像は『real fix 2017年12月5日付「22-Year-Old Returns To Hospital Where She Was Treated As A Child To Work As A Physiotherapist」』のスクリーンショット)

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子供の頃に何度も治療を受けた病院を再び訪れた女性。しかし今回は、他の患者を救うための理学療法士としてであった。このほどイギリスのある病院で長いあいだ理学療法を受け続け、20年後に同分野で資格を取得し夢を叶えた女性のニュースを英メディア『real fix』などが伝えた。

サフォーク州イプスウィッチに暮らすローレン・カリーさん(22歳)は2歳の時に先天性股関節脱臼と診断され、イプスウィッチ病院で治療を受け始めた。7歳になると今度は若年性関節炎を患い、週ごとに理学療法や水治療法(ハイドロセラピー)を受けるために病院を訪れたという。

症状が深刻なものであったため、ローレンさんは学校を休むことも余儀なくされた。また症状のコントロールが困難で、処方薬が効かなかったこともあったそうだ。ほとんどの時期を病院で過ごさなければならなかったローレンさんの辛さを支えてくれたのが、病院のスタッフだった。

16歳になるまで定期的に治療を受けてきたローレンさんは理学療法に興味を持ち始め、いつしか「私も理学療法士になりたい」と思うようになったものの、その夢が叶えられるのだろうかという不安もあった。しかし理学療法士になるという決心は揺るがず、自身の治療とトレーニングを続けながら国立のハートフォードシャー大学で学んだ。大学在学中に理学療法士の職業研修生として約1年間派遣されたのがイプスウィッチ大学で、その間複数の病院で研修を受けることとなった。

その最後の研修の場が、子供の時に何度も通ったイプスウィッチ病院だったのである。全くの偶然にローレンさんは驚きながらも喜びを隠せなかった。今年初めに手術を受け、9月から同病院で勤務し始めたローレンさんは「治療を受けた病院へ戻って来ることができて、お世話になった人にも会えて本当に嬉しく思います。休学していた時には、自分が理学療法士になるなんて思ってもいませんでした。でも、子供の時からこの病院にいる理学療法士に会うのが楽しみでした。彼女たちは知識豊かで私をインスパイアしてくれるロールモデルのような存在です。私は実際に治療を受けた身なので理学療法がどんなものかを分かっているし、今後は自分がこの病院で経験した前向きな治療を他の患者さんにもしていきたい。ここはアットホームな職場だし、いつも来るのが楽しみです。夢が叶うことができて本当に嬉しい」と話している。

ローレンさんが子供の時に治療を担当した理学療法士のひとり、チャーリー・マーティンさんは現在も同病院に勤務しており、今度は職場仲間としてローレンさんを迎えた喜びをこのように語った。

「ローレンが理学療法士を目指しているのは知っていましたから、資格が取得できたことをとても嬉しく思っています。ローレンが成功したのはやる気と決意があったからこそ。彼女こそ私たちをインスパイアしてくれる存在です。」

なおローレンさんは他の病院へ移ることは考えていないようで、今後もイプスウィッチ病院で理学療法士のスペシャリストを目指してキャリアを積んでいく予定だという。

画像は『real fix 2017年12月5日付「22-Year-Old Returns To Hospital Where She Was Treated As A Child To Work As A Physiotherapist」』のスクリーンショット

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