韓国の自殺率はなぜOECD加盟国でトップになったのか

12月16日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

KARAのク・ハラさんの自殺により、韓国芸能界の自殺に対する関心が高まっている Photo:Han Myung-Gu/gettyimages

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 人気K-POPアイドルグループだったKARAク・ハラの自殺から、韓国芸能人の自殺に対する関心が高まっている。彼女が自殺する数日前に、私は「韓国芸能界でアイドルの自殺が相次ぐ理由、BTS・KARAは大丈夫か」という一文をダイヤモンド・オンラインに寄稿していたのだが、彼女の自殺をきっかけにかなりの方に読んでいただき、テレビ取材の申し込みなどが複数あり、この問題への関心の高さを痛感した。そこで、今回は芸能界のみならず、韓国全体の自殺の多さの原因を探っていく。


 韓国の自殺率は2004年以降、OECD加盟国では1位が続いており、一度2位に落ちたが、2018年は再び1位になっている。


 昔から自殺率が高かったわけではない。私が初めて韓国を訪れた1980年代、韓国の人たちは今よりはるかに牧歌的だった。たしかに大学受験は日本よりはるかに厳しく学生も勤勉だったが、一人ひとりと話すと、「将来は本を読んでのんびり暮らしたい」と言う学生が多く、当時の日本の若者のように「成功してお金持ちになりたい」といった上昇志向の強さは感じなかった。


 もともと韓国人は日本人ほど労働を重視してこなかった。「晴れた日は耕し、雨の日は本を読む」という暮らしを理想とし、働くことに時間を割かずに本を読む暮らしこそ最上と考える文化背景がある。


 そのためもあってか、当時、韓国に進出した日本企業のかなりが失敗に終わっている。ストライキが頻発して思うように生産活動ができなかったからである。「日本人と同じように文句を言わずに働くはずだ」と思っていた多くの会社が大やけどを負った。だが、そんな雰囲気が一変する出来事が起こる。


韓国社会を根本的に変えた通貨危機


 1997年に韓国で通貨危機が起こり、韓国政府はIMF(国際通貨基金)によって緊縮政策指導を受けた。これによって韓国の雰囲気は一変してしまった。自殺率が急上昇したのも、まさにこの時期からである。





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