ファーウェイが香港大学と提携、次世代型スマートキャンパス構築へ
2024年12月19日(木)8時30分 Record China
ファーウェイと香港大学は12日、「グローバルスマートキャンパスネットワークイノベーションセンター発表式」を行った(写真)。ファーウェイは香港大学キャンパスのデジタル化やスマート化を支援するという。
華為技術(ファーウェイ)と香港大学は12日、「グローバルスマートキャンパスネットワークイノベーションセンター発表式」を行った。ファーウェイは香港大学キャンパスのデジタル化やスマート化を支援し、双方は世界のより多くの大学に優れた参考になる経験を提供するという。
発表式に出席した香港大学の首席情報責任者および大学図書館館長の伍麗娟氏は歓迎の辞で、「香港大学は世界屈指の学府として、世界の学術人材に最適な教育と研究環境を提供し、教育と科学技術の融合の促進に力を入れている。香港大学図書館は今年が設立112周年で、100年余りの間に世界の学術研究の重要な舞台になった。教育による需要の多元的な増加とデジタル化モデルチェンジの加速に伴い、スマートキャンパスの構築は質の高い教育サービスを提供する上で極めて重要だ」と述べた。
伍氏はさらに、ファーウェイとの協力について「Wi-Fi 7に基づく高品質10ギガキャンパスネットワークを香港大学メイン図書館、陸佑堂(香港大学本部)、講義室、地下鉄香港大学駅など多くの場で全面的に構築し、スマート講義室での教育への応用や図書館、自習室、講堂などでのネットワーク接続の安定性と円滑さを確保し、香港大学でのスマートキャンパス構築のための堅固な基礎を築く。双方は今後も引き続き緊密に協力し、スマートネットワークに基づくサイバーセキュリティーやスマート運営の維持、スマートキャンパスIoTなどの発展に集中して、より安全で効率的でスマートな未来教育環境を共同で構築し、教育業界のデジタル化モデルチェンジを推進する」と説明した。
ファーウェイグローバル企業データ通信マーケティング・ソリューション販売部の何維治総裁は、「教育分野は現在、デジタル技術との深い融合を加速させている。ファーウェイは今回の提携で、ICT分野での経験と強みを十分に発揮し、香港大学の科学研究、教務、管理プロセスなどの革新の実現を支援する」などと述べた。
ファーウェイは公式発表を通じて、世界がデジタル時代に入ったことに伴い、キャンパスはオンライン試験、ライブ通信による授業や講義、式典などについて、より高い機能を求められていると論じた上で、特にスマート教室についてが重要との考えを示し、自社によるソリューションを採用すればスマート教室ネットワークの基礎帯域幅を向上させ、4K/8Kの高精細映像による双方向教育の需要を満たし、さらに重要な教育サービス応用に自動識別、優先手配、質の可視化などの能力を付与すると説明した。また、陸佑堂や図書館、自習室などのエリアで次世代型のWi-Fi 7 APを使用可能にすることで、オンライン試験や大学祭などのイベントなどによる接続のピーク時にも、安定して円滑なネットワークの利用が可能になると説明した。[ファーウェイグローバル企業データ通信マーケティング・ソリューション販売部の何維治総裁]
何総裁はまた、「ファーウェイは香港大学と引き続き手を携え、高品質の教育環境をさらに構築し、香港大学が世界の高等教育分野でのトップの地位を強固にすることを支援し、香港のその他の多くの大学に優秀な参考事例を提供し、デジタル教育の新たなページを共同で開くことを期待する」と、香港教育界への進出の意欲を示した。(翻訳・編集/如月隼人)