「国防力強化の新たな中核目標を提示」党拡大会議で金正恩氏

2022年12月28日(水)16時47分 デイリーNKジャパン

北朝鮮の平壌で朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会拡大会議(26日開幕)の第2日会議が行われ、初日に続き金正恩総書記が報告を行った。朝鮮中央通信が28日付で伝えた。


報告では「2022年の闘争過程に科学、教育、保健医療をはじめ、社会主義文化建設の各方面で達成した成果と経験を拡大し、一連の深刻な欠点を克服するための原則と方途的問題に言及し、当該部門が、党大会が示した目標の遂行のために新年度に徹底的に重視すべき諸般の重点課題」が提起された。


また、「朝鮮半島に造成された新しい挑戦的形勢と国際政治情勢が深奥に分析、評価され、現在の状況でわが党と共和国政府が国権守護、国益死守のために徹底的に堅持すべき対外活動の原則と対敵闘争方向が明示されたし、多変的な情勢波動に備えて2023年度に強力に推し進めるべき自衛的国防力強化の新しい中核目標が提示された」という。


報告は第3日目会議でも続くという。


同通信の報道全文は次のとおり。


朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会の第2日会議


【平壌12月28日発朝鮮中央通信】朝鮮式社会主義偉業の勝利に対する絶対的な信頼と自信を抱いて国家の繁栄・発展の新たな高揚の局面を迎えるための新年度の闘争指針を策定する朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会拡大会議の第2日会議が、全ての参加者の高度の政治的自覚と積極的な熱意の中で続いた。


朝鮮労働党の金正恩総書記が、第1議案に対する報告を続けた。


金正恩総書記は報告で、2022年の闘争過程に科学、教育、保健医療をはじめ、社会主義文化建設の各方面で達成した成果と経験を拡大し、一連の深刻な欠点を克服するための原則と方途的問題に言及し、当該部門が党大会が示した目標の遂行のために新年度に徹底的に重視すべき諸般の重点課題を提起した。


金正恩総書記は、革命が深化し、時代が変遷することに即して人民大衆の思想文化、生活文化の領域で根本的な転換をもたらす問題、社会主義法の機能と役割を絶えず向上させ、順法気風を確立する問題、朝鮮式社会主義建設の固有で優れた生命力である大衆運動、社会的愛国運動をより力強く展開する問題を提起した。


参加者は、金正恩総書記の報告を熱情的に傾聴し、自分の部門、自分の単位の活動を教訓的かつ発展的な立場に立って振り返っている。


報告では、朝鮮半島に造成された新しい挑戦的形勢と国際政治情勢が深奥に分析、評価され、現在の状況でわが党と共和国政府が国権守護、国益死守のために徹底的に堅持すべき対外活動の原則と対敵闘争方向が明示されたし、多変的な情勢波動に備えて2023年度に強力に推し進めるべき自衛的国防力強化の新しい中核目標が提示された。


報告ではまた、現在の国家活動全般の実態に対する解剖学的で科学的な分析があったし、党中央指導機関のメンバーをはじめとする各級指導幹部が仕事ぶりと作風を決定的に改変することによって、党と革命、祖国と人民のために担った聖なるかつ重い責務を厳かに全うすることについて指摘された。


参加者は、折り重なる挑戦と厳しい環境を最も確実で最も迅速に強行突破し、朝鮮式社会主義建設の新たな前進跳躍の活路を切り開くことのできる妙策と方略を厳格に明らかにする金正恩総書記の歴史的な報告を真摯に聴取している。


第3日会議でも、金正恩総書記の報告は続く。−−−

デイリーNKジャパン

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