パナソニックのCESブース、高度映像技術から自動車まで多彩に進化を体験 - CES 2020

1月8日(水)8時15分 マイナビニュース

パナソニックは、2020年1月7日から10日まで、米ネバダ州ラスベガスで開催されている「CES 2020」に出展。自動車関連技術や映像技術など、BtoBに関する内容を中心に、新たな技術や製品を展示した。

パナソニックブースは、CESのメイン会場となるLas Vegas Convention Center(LVCC)のCentral Hallに、1486平方メートルの展示スペースを確保して大規模出展。スポーツシーンなどにおける映像や音響による臨場空間を提案する「Immersive Experiences」、車載や航空機における最新ソリューションを展示する「Smart Mobility」、住む人に寄り添ったくらしの提案などを行う「Intelligent Living Spaces」の3つのエリアで構成している。「くらしをアップデートしていく姿を中心に、単にテクノロジーを見せるのではなく、そのテクノロジーによって生活や社会がどう変わるのかを体験する形の展示内容とした」(パナソニック)という。

メインの入口に設置されたのが、「Immersive Experiences」のエリアだ。

「映像や音響技術で、スタジアムなどのさまざまなスポーツシーンにおいて、臨場感あふれる空間を提供し、忘れられない感動のエンターテインメント体験を創出する内容とした」という。

世界最高輝度となる5万ルーメンの超高輝度4Kレーザープロジェクター「PT-RQ50K」を4台使用するとともに、8Kスーパーハイビジョンレコーダー「AJ-ZS0580」を活用して、オリンピックの8K映像を投影。さらに、位置情報の検出から画像処理、投写までの一連の動作が、わずか0.0016秒という高速追従プロジェクションマッピング技術を活用して、卓球をする際に、ボールの軌道を追従する映像による演出を実演。スポーツの新たなエンターテインメントの形を示してみせた。

さらに、テクニクスのダイレクトドライブターンテーブル「SL-1200MK7」を使ったDJライブパフォーマンスや、HDR対応の有機ELパネルを採用したVRグラスの参考展示。東京オリンピックを題材にしたゲームを活用したeスポーツソリューションも展示した。

展示スペースの約半分を割いたSmart Mobilityのエリアでは、通信、IoT技術を駆使したパナソニックのモビリティサービスを紹介。自動運転時代の新たなサービスを提案してみせた。

プレゼンテーションステージでは、車載機器の納入のみならず、プラットフォームの提供にも取り組んでいるパナソニックのモビリティ事業の特徴を紹介。さらに、V2X(Vehicle-to-Everything)プラットフォームである「CIRRUS by Panasonic」の展示を通じて、米国最大のインテリジェント交通データネットワークシステムを紹介してみせた。また、同社が提案するクラウドサービス「OneConnectプラットフォーム」の事例も紹介。ここでは、小型電動自動車ベンチャーのTROPOSと協業。パナソニック傘下のHUSSMANの温度管理や遠隔監視技術などを活用した小型電動冷凍冷蔵自動車のコンセプトモデルを展示。さらに、ハーレーダビットソンの電動バイク「LiveWire」向けのコネクティッドサービスの事例を紹介した。

そのほか、第3世代となるIVI(In-vehicle Infotainment)システム「SkipGen3.0」と、コックピットドメインコントローラ「SPYDR3.0」によって、車内のセンターディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、助手席/リアシートディスプレイなどの複数の画面をコントロールする次世代コックピットシステムを展示。同システムと衛星ラジオ、オンライン動画、ゲームを連携させることで、車内空間のエンターテインメント性を高めた様子をデモストレーションした。

また、次世代航空機内サービスのプラットフォーム「NEXT」を展示。これまでのエンターテイメンノト性の追求に加えて、機内で快適なフライト体験を提供する「ウェネルス」の追求を開始したことを紹介した。ここでは、フライト中の快適な入眠と覚醒をサポートするサーガディアン証明や、ヘッドフォンレスノノイズキャンセリング機能を実現したソリューションなどを展示。4Kの高精細地図サービスや、機内で旅先のレストランやツアーの予約が可能なECサービスなども紹介。オンラインゲームやテレビのライブ放送などの機内エンターテインメント機能を強化したコンセプトモデルも紹介した。

さらに、空港やショッピングモールなどの人の往来が多い場所でも、目的地まで、安全、安心に人を乗せて自律移動が可能なモビリティサービス「Robotic Mobility and Accessibility Solutions」も展示していた。

「Intelligent Living Spaces」のエリアでは、アップデートを支えるテクノロジーを通じて、住む人に寄り添ったくらしを提案するコーナーとした。

同社が取り組むくらしの統合プラットフォーム「HomeX」では、より自分らしいくらしを実現する「共創型プラットフォーム」事業の概念を、パネルを用いて紹介。高度な分析と学習アルゴリズムによって、人の行動パターンと特性に適応し、家電や住設機器、サービスなどが、その人のニーズに合わせて最適化する様子を示した。

また、「Connected Homeware」のコンセプトを提案。家電機器のソフトウェアを、ハードウェアから分離することで、常にアップデートを可能にするとともに、各機能をひとつの機器に閉じるのではなく、住空間全体で管理する考え方を導入することで、住む人、一人ひとりの状態にあわせてきめ細かい最適なソリューションを提供する新しいくらしの在り方を、ステージでのプレゼンテーションとパネル展示で紹介した。

そのほか、複数のセンサーとAI処理を組み合わせて、宅内における住人の行動を識別し、より快適で、パーソナライズされたサービスを、最適なタイミングで提案する「Activity Sensing」、高度化するサイバー攻撃を、AIによって迅速に検知するシステムや、家や車などがコネクテッド化した際に求められるセキュリティ技術「ホームサイバーセキュリティ」、カメラ画像から身体負荷をリアルタイム推定し、正しく体に負荷をかけられているかを表示する技術のほか、感情センシングでリラックス度合などを数値化し、現在の身体負荷に対する心理状態もフィードバックする技術などによる「ヒューマンインサイトテクノロジー」も展示した。ここではヨガの体験を通じて、技術を紹介していた。

さらに、今回のCES 2020で発表した有機ELテレビ「TX-65HZ2000」や、ワイヤレスイヤホン「RZ-S500W」などの新製品も展示していた。

マイナビニュース

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