ニュートリノ振動の統合解析によりCP対称性が破れている可能性を確認

2025年1月21日(火)17時45分 マイナビニュース


東京大学(東大) 宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設は1月20日、これまで独立して研究を進めていた「スーパーカミオカンデ(SK)実験」と「T2K(東海to神岡)実験」の両グループが初めてニュートリノ振動の統合解析を実施し、ニュートリノに関する2つの未解決問題である「CP対称性」に関しては破れている可能性があり、また「ニュートリノ質量階層」は「通常の順序」である傾向が示されたことを発表した。
同成果は、SKコラボレーションとT2Kコラボレーションを合わせた、国内外650名以上もの研究者が参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する機関学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。
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