「テラスハウス東京編」ここに来て噴出する“水回り問題” 必要なのは相互理解ではなく食洗機

1月28日(火)20時55分 ねとらぼ

Netflixで先行配信中の「テラスハウス東京編」で事件が……

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 Netflixで先行配信中のリアリティーショー「テラスハウス」。見知らぬ男女6人が“テラスハウス”——すてきなおうちで出会い集団生活をする番組だ。現在は東京を舞台に、「テラスハウス TOKYO 2019-2020」(通称東京編、新東京編)が放送されている。
 「テラスハウス(テラハ)」は恋愛リアリティーショーと表現されることも多い。ただ、シリーズを通して見るとわかるのだが、「ただリア充が恋愛しているのを見てやいのやいの言う」ことだけが番組の魅力ではない。
 もちろん恋愛模様は盛り上がるポイントのひとつではある。実際、視聴者は出演者同士の恋愛模様に期待していることがほとんどで、恋愛的な進展がほとんど起こらない展開が続くと視聴者から「何をしにテラハに出ているのか」「ただ住んでいるだけだったら卒業しろ」というキツいコメントが寄せられることもある。また、“女同士のギスギスバトル”などのステレオタイプ的な期待を視聴者が持っていないとは到底言えない。
 しかし、テラハ好きに話を聞くと、注目するポイントは恋愛だけにとどまらない。これまで出会ったことのない背景の人間たちが突然集団生活に投入されたとき、どんな化学変化が生まれるのか。みな大なり小なり「番組出演をきっかけにして有名になりたい」という思いを抱いている人間たちが、その思惑のもとにどう行動するのか。結果、人間はどう変わり、どう変われないのか。そんな“人間ドラマ”に期待しているのだ。
 1月28日に配信された第31話「PUBLICITY STUNT」は、視聴者が期待するドラマ“全部乗せ”の回だった(※この先、ややネタバレになるので要注意)。
●噴出する“水回り問題”
 現在のテラスハウスのメンバーは、水越愛華(大学生)、田渡凌(プロバスケ選手)、木村花(女子プロレスラー)、ビビ(ラズドゥミナ・ヴィオレッタ/モデル・女優)、小林快(スタンダップコメディアン志望)、トパス・ジョンキンバルー(リリーフランキーの付き人)の6人。
 ここ数週間は、凌・花・ビビの“三角関係”にスポットが当たっていた。31話は、凌のどっちつかずなスタンスにビビのフラストレーションが爆発。その憤慨につられるように、女子部屋で女子3人が凌への不満を噴出させた。
 「彼が本当は何をしに来たのかがわからない」と漏らす花に、愛華がこう返す。「私は勝手に売名って思ってるよ」。そしてそのあと出てきた不満が、水回り(の掃除)についてのエピソードだった。
 実は水回りの不満は、テラハでは“あるある”。シーズンに1つはどこかしらで爆発するものだ。視聴者目線だと好感度が高い人物が妙にメンバーから避けられており、ふたを開けてみれば全然洗い物をしていなかった……と明らかになったこともあった。
 「結局洗い物も、最初の日に言ってたけど、だからといって……」(愛華)「あのあと台所と冷蔵庫掃除したの私と愛華ちゃんだもんね。文句言うだけ言って……とりつくろってる感が強い」(花)
 この会話には“伏線”があった。19話、加入したばかりの凌が水回りの汚さを指摘するエピソードがあるのだ。台所に放置してある鍋を見て「マジ汚いこの家」と呟き、風呂場の汚さに辟易(へきえき)とする凌。そのあきれによって、しばらく入居者たちの水回りへの意識が強まった……かのように見えた。
 しかし愛華や花の会話を聞くと、凌は「水回りの汚さを指摘」はするものの、「自分で掃除する」ほうではなかったようだ。もちろん、テラスハウスメンバーの忙しさには差があり、あまり家にいない人とずっと家にいる人の違いが出てくることはある。それでもやはり、「口は出すけど自分はやらない」人間への心象は悪いのではないだろうか。
●テラハメンバーよ、食洗機を買え
 番組の最初で、スタジオメンバーのYOUは毎度こうナレーションを入れる。「番組が用意したのはすてきなおうちとすてきな車だけです。台本は一切ございません」。6人の出演者たちは都内にあるにもかかわらずプール付きの大豪邸に住み、高級車(ジャガーだと思われる)2台に乗ることができる。
 インテリアも一見するとおしゃれだ。ただ、見れば見るほど「生活する上で快適か」どうかには疑問が出てくる。女子部屋、男子部屋にはそれぞれベッドが3つあるが、そのうちの1つは2段ベッドの上。天井はそこまで高くないので、上のスペースがあてがわれた居住者にとってはややきゅうくつ。広い家なのに画面に映る限りはルンバなどがない。そして声を大にして言いたいのは……食洗機がないのである!(※もしかしたらビルトインかもしれないが、食洗機が稼働しているシーンがない)
 食洗機はすごい。「買ってよかった」と言う人はいても「買わなければよかった」という人はほとんどいない。最近だとスリムなタイプや分水栓不要のタイプも発売されており、置くスペースと電源さえ確保できれば設置できる。テラハの家ほど広ければスペースには悩まないはずだ。
 しかしテラハは、東京編だけに限らず、これまでのシーズンでもなかなか食洗機が登場してこない。6人分の食器を洗うのは大変だ。1日でもサボれば、どんどん洗うのが面倒になってくる。また6人いると、「自分ばっかり皿を洗っていて、あいつはやっていない」といった不満の種にもなるだろう。
 水回り事件が起きると、テラスハウスのメンバーたちは意識改革や当番制などで解決しようとする。しかし、本当の解決を目指すのであれば、メンバーでお金を出し合ってもいいから食洗機を購入したほうが早い。最近の食洗機は安く、1人あたり1万円を切るくらいで済むはずだから。
 ただ、こうも水回りに関するトラブルが発生しているのにかたくなに食洗機を入れていないということは、作り手側の意図があるのかもしれない(もしかしたらスポンサー問題かもしれませんが)。恋愛の進展と同じくらい、ケンカやギスギスは番組にとって“おいしい”。不和の種をまこうとして、「おしゃれではあるが住みにくい家」を作っているのなら、まあ納得ではある。

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