iPhoneで撮影した写真をSNSに投稿すると危険って本当? 位置情報を特定されてしまいますか?
2025年2月7日(金)20時20分 All About
iPhoneで撮影した写真には位置情報が記録されていますが、これをSNS上に投稿しても問題ないのか、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。
(今回の質問)
写真には位置情報が残っていてSNSにアップすると危ないって聞いたのですが、本当ですか?
(回答)
写真に位置情報が保存されているのは本当ですが、SNSにアップしても問題はありません。なぜなら、SNSに投稿した時点で、写真の位置情報が自動的に削除されるからです。ただし、AirDropなどを利用して写真を直接共有するような場合は、位置情報が残るケースがあるので注意が必要。その場合は、あらかじめ写真の位置情報を削除してから共有するとよいでしょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
写真の位置情報を確認する方法
写真には、撮影した場所の位置情報も保存されます。写真アプリで写真を開き、下から上にスワイプ。すると、写真のファイル形式やサイズだけでなく、撮影したカメラの情報までも細かく保存されているのが分かります。
その中に位置情報も確認でき、地図による特定も可能となっています。

SNSアップした時点で位置情報は削除される
ではこの写真をSNSにアップしたら、撮影した場所がバレて、自宅や生活エリアが特定されるのではないか? と不安に思うかもしれません。ですがご安心を。SNSにアップした時点で、写真の位置情報は削除されます。試しにX(旧Twitter)に写真を投稿して、それを改めてダウンロードしてみました。すると、写真に関するさまざまな情報は削除されており、位置情報もキレイさっぱりなくなっています。
LINE、Facebook、Instagram、Threads、mixi2など、主要なSNSは全て同様の仕様で、投稿者のプライバシーは守られるようになっています。
SNSを介さないファイルの共有は要注意
AirDropやiCloudによるファイル共有など、SNSを使わずに写真を相手に送る場合は、位置情報が残る場合がありますので注意しましょう。そういう場合は、写真の位置情報をあらかじめ削除してから送るのがオススメです。
「写真」アプリから写真を選び、下から上にスワイプ。写真の各種情報を表示したら、位置情報の右下にある「調整」をタップ。表示されたメニューから「位置情報なし」をタップすれば完了です。

その後、右下の「・・・」をタップし、表示されたメニューから「位置情報を調整」をタップ。続けて「位置情報なし」をタップすれば完了です。

この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
(文:ばんか)