Microsoftの印刷ソリューション「ユニバーサルプリント」がmacOSサポート

2024年2月9日(金)9時33分 マイナビニュース

Microsoftは2月7日(現地時間)、クラウドベースの印刷ソリューション「ユニバーサル プリント」でmacOSのプレビューサポートを開始したとアナウンスした。ユニバーサル プリントはMicrosoftのクラウドに接続された印刷を使って、インターネット経由でさまざまなデバイスから印刷を可能にするソリューション。これまではmacOSがサポートされておらず、Macからは印刷することができなかった。macOSサポートの詳細は公式ブログの次の記事にまとめられている。
Public preview of Universal Print on macOS - Microsoft Community Hub
○ユニバーサル プリントとは
ユニバーサル プリントは、Microsoftが2021年3月に開始したAzureクラウドを基盤とした印刷ソリューションである。対応するプリンタをクラウドサービスに接続しておくことで、登録されたPCなどのデバイスからクラウド経由での印刷が可能になる。Microsoft Entra ID(旧Azure AD)を使用してログインすれば、オフィスのネットワーク内だけでなく、外出先からもセキュアに印刷を行うことができる。
印刷のジョブ管理やプリンタのプロパティ管理もクラウド経由で行うことが可能で、デバイスや利用者ごとのアクセス制御なども設定も行える。外出先からあらかじめ印刷指示を出しておき、移動先でプリントジョブを実行して印刷するといった使い方にも対応する。
ユニバーサル プリントを利用するためのライセンスは、Microsoft 365 Business Premiumをはじめとする一部のWindowsまたはMicrosoft 365サブスクリプションに付属するほか、単体で取得することもできる。
○Universal PrintアプリがApp Storeに登場
Microsoftは兼ねてよりユニバーサル プリントでmacOSをサポートする方針を明らかにしていた。それが今回正式に実現した形だ。macOSでユニバーサル プリントを利用するには、App Storeで公開が始まったUniversal Printアプリをインストールすればよい。
アプリをインストールした上で、ユニバーサル プリント対象のMicrosoft Entra IDアカウントにサインインすれば、利用可能なプリンタを検索して追加できる。Mac側にプリンタドライバーを追加する必要はなく、システムの印刷ダイアログを使用して通常のプリンタと同様に印刷を実行できるという。
ユニバーサル プリントのmacOSサポートは現時点ではまだパブリックプレビューの段階であり、バグや問題が発生する可能性がある。正式な一般公開の時期についてはまだ明らかにされていない。

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