「dynabook T9」レビュー、16.1型の大画面&光学ドライブは初めてPCにもピッタリ

2月14日(金)16時15分 マイナビニュース

Dynabookは、16.1型ディスプレイを15型相当のボディに搭載したA4型ノートPC「dynabook T9」を11月7日に発表、12月中旬から販売を開始しました。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税別)は210,000円台半ばです。

dynabook T9は、ラインナップの「プレミアム機」に位置づけられています。CPUは第8世代(Whiskey Lake)の「Core i7-8565U」と旧型ですが、メモリは16GB、ストレージはSSD 256GB+HDD 1TBと基本スペックが充実し、光学ドライブとしてブルーレイディスクドライブを搭載するなど、幅広く活用できるモデルに仕上げられています。今回、スペック詳説、外観チェック、パフォーマンス検証などを中心にレビューします。

■試用機の主な仕様 [製品名] dynabook T9 [CPU] Intel Core i7-8565U(4コア8スレッド、1.80〜4.60GHz) [メモリ] 16GB PC4-19200 DDR4 SODIMM(2スロット、空きなし) [グラフィックス] Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵) [ストレージ] 256GB(NVMe接続)、1TB SATA HDD [光学ドライブ] ブルーレイディスクドライブ [ディスプレイ] 16.1型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、16:9、IPS、LEDバックライト、輝度300cd/平方メートル) [OS] Windows 10 Home 64bit版 [インタフェース] USB Type-C 3.1 Gen1(左側面×1、USB Power Delivery対応)、USB Type-A 3.0(右側面×2、左側面×1)、HDMI(右側面×1)、SDメモリーカードスロット(前面×1)、ヘッドセット端子(右側面×1)、約92万画素Webカメラ、Windows Hello対応顔認証カメラなど [バッテリー駆動時間] 約9時間(JEITA 2.0) [本体サイズ/重量] W379.0×D256.5×H23.7mm / 約2.4kg [店頭予想価格(税別)] 210,000円台半ば

○初めてのノートPCにピッタリな装備、長く使えるバランスのいいスペック

dynabook T9はCPUに「Core i7-8565U」(4コア8スレッド、1.80〜4.60GHz)、メモリに16GB(PC4-19200 DDR4 SODIMM)、ストレージに256GB(NVMe接続)のSSDと1TB(SATA接続)のHDDを搭載しています。CPUは最新世代ではありませんが、Core i7という上位CPUであり、メモリとストレージも十分な容量です。特に、ストレージが256〜512GBのSSDのみだと、動画や写真をたくさん保存しているとアッという間にいっぱいになってしまうので、現時点でバランスのとれた構成と言えます。

液晶ディスプレイは16.1型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、16:9、IPS、LEDバックライト、輝度300cd/平方m)を採用。16.1型の画面サイズとフルHD解像度は、アンバランスに感じるかもしれません。個人的には、テキストのドット感さえ割り切れれば悪くない選択だと考えます。

いまや光学ドライブを搭載しているノートPCは少数派となっていますが、dynabook T9のブルーレイディスクドライブは映像コンテンツの鑑賞や、音楽CDの取り込みなどに重宝する装備です。最近では、動画配信サービスで映画を観ているユーザーが増えていますが、これまで公開された映像コンテンツをすべてをネット配信で観られるわけではありません。過去に発売されたレアなDVD、ブルーレイソフトを観るために、光学ドライブは必須の装備です。

もうひとつうれしいのは、オフィスアプリ「Microsoft Office Home & Business 2019」がプリインストールされ、マウスを同梱していること。また、取り扱い説明書は56ページとページ数が少なめですが、使い方、メモリの増設、初期化方法、トラブルシューティングが細かく解説されています。購入するとき、トラブルに遭遇したとき、そしていつか本製品を手放すときに、紙の取り扱い説明書は役立つはずです。

○16.1型画面と光学ドライブを搭載しつつスリムなボディを実現

dynabook T9の本体サイズはW379.0×D256.5×H23.7mm、重さは約2.4kg。16.1型ディスプレイと光学ドライブを搭載していることを考えれば、比較的スリムに仕上げられています。なお、本体はカラーは今回試用したスタイリッシュブルーのほかに、サテンゴールドが用意されています。

インタフェースは、USB Type-C 3.1 Gen1(左側面×1、USB Power Delivery対応)、USB Type-A 3.0(右側面×2、左側面×1)、HDMI(右側面×1)、SDメモリーカードスロット(前面×1)、ヘッドセット端子(右側面×1)、ギガビット(10/100/1000)LAN×1(右側面×1)と、新旧の端子を装備。ワイヤレス通信機能としては、IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5をサポートしています。

キーボードは、キーピッチ19mm、キーストローク1.5mmの日本語106キー仕様。Enterキーの右にテンキーが密接していますが、Enterキーの横幅が広いため、今回試用したかぎりでは誤入力することはなかったです。また、タッチパッドはダイビングボード構造が採用され、面積は実測106×66mmと広く確保されています。Windows 10の各種ジェスチャーも操作しやすいタッチパッドです。

○NVMe接続SSDを搭載しているだけに総合ベンチのスコアは高め

最後にベンチマークスコアをチェックしてみましょう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.10.901」、3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark v2.11.6866」、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」、バッテリーベンチマーク「BBench」に加え、ディスプレイの色域を計測するためにカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」を使用しました。

CPUの性能自体は、CINEBENCH R15のCPUスコアで「584 cb」と決して高いとは言えません。Core i7-8565Uを搭載するノートPCのなかには700 cbを超えるマシンも存在します。また、外部グラフィックスを搭載していないので、3Dグラフィックス性能もそこそこです。

しかし総合的には、ストレージの高性能が効いています。シーケンシャルリードで「1412.697 MB/s」、シーケンシャルライトで「747.170 MB/s」を記録するNVMe SSDを搭載しているだけに、PCMark8のHome Accelerated 3.0は「4165」、Creative Accelerated 3.0は「5129」、Work Accelerated 2.0は「5069」と高めのスコアを記録しました。

■PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 : 4165
Creative Accelerated 3.0 : 5129
Work Accelerated 2.0 : 5069

■3DMark 8 v2.11.6866
Time Spy : 484
Fire Strike : 1239

■CINEBENCH R15.0
OepnGL : 54.72 fps
CPU : 584 cb
CPU(Single Core) : 179 cb

バッテリー駆動時間は、ディスプレイ輝度40%、バッテリー残量2%までという条件で、8時間52分42秒の動作。光学ドライブを搭載しているぶんやや重めのdynabook T9ですが、重量級モバイルとしても使えるバッテリー駆動時間を備えています。

いい意味で予想を裏切ったのがディスプレイの色域。スペック表に記載はありませんが、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、sRGBカバー率99.6%、sRGB比102.6%という広い色域を確認しました。

また、サーモグラフィーカメラで本体の発熱を計測したところ、キーボード面で最大45.9℃、底面で41.9℃を記録しましたが、いずれも放熱口が設けられているヒンジ部分なので、普通に使っていて手で触れる場所ではありません。膝上で使っていても大丈夫でしょう。

○多彩に活躍してくれる魅力的なスタンダードノートPC

スマートフォンやタブレットが高機能化している現在、ノートPCを毎日持ち歩く必要がないという人は多いでしょう。おもに自宅やオフィスで利用するノートPCを求めている人にとって、大画面と光学ドライブを備え、CPU、メモリ、ストレージなどの基本スペックが充実したdynabook T9は、多彩な用途に活躍してくれるスタンダードノートPCとして魅力的な存在です。

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