【CP+2025】暗室不要のフィルム現像タンクが話題に! ロモグラフィー

2025年3月2日(日)15時41分 マイナビニュース


手ごろな価格のフィルムカメラやユニークな写りの得られるレンズ、そしてフィルムなどをリリースするlomography(ロモグラフィー)。CP+では、毎回写真愛好家の目を楽しませてくれます。今回のCP+でも、ブース内を独特のグラフィックで飾り付け、ひと目で同社のブースであることが分かる個性的なものでした。
そのようなブースで私たちの目を引いたのが、35mmフィルムの現像タンク「Lomo Daylight Developing Tank 35mm」です。
一般的なフィルム現像用タンクの場合、リールへのフィルム巻き付けは暗室やダークバックを必要とします。面倒であるとともに、外から光が入ってきてフィルムを感光させてしまうこともあります。また、リールによってはフィルムの巻き付けにある程度の慣れを必要とするなど、初心者にはハードルの高いものでした。簡単にフィルムを巻き付けられるベルトタイプと呼ばれるフィルム現像用タンクもありますが、構造的に現像ムラが発生しやすく、こちらもある意味扱いづらいものでした。
本アイテムは、そのような問題を解決する現像タンク。詳しい使い方は下記の写真とキャプションを見ていただきたいのですが、明るい場所で失敗なくリールにフィルムを巻き付けられます。同じlomographyがリリースする簡易型のスキャナー「DigitaLIZA」を使用すれば、このタンクで現像したフィルムをデジタルカメラやスマートフォンを使い簡単にデジタイズすることも可能となります。基本的にモノクロフィルム用となりますが、現像も挑戦してみたいと考える写真愛好家にうってつけのアイテムといえます。
著者 : 大浦タケシ おおうらたけし 宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、雑誌カメラマンやデザイン企画会社を経てフォトグラファーとして独立。以後、カメラ誌および一般紙、Web媒体を中心に多方面で活動を行う。日本写真家協会(JPS)会員。 この著者の記事一覧はこちら

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