島津製作所、誤差“100億年に1秒”の「光格子時計」。受注販売で5億円
2025年3月5日(水)19時0分 マイナビニュース
島津製作所は、高精度な「光格子時計」として世界初の商用機「Aether clock OC 020」(イーサクロック)の受注販売を3月5日に開始。各国の標準機関や大学・研究所などへの設置を見込み、時間基準だけでなくさまざまな用途に活用できるとする。価格は5億円だが、システム構成により変動する。
光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現。18桁精度は100億年に1秒の誤差に相当し、光格子時計は次世代の「秒」の定義の有力な候補として注目されているという。
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