エンルート、火災現場内部での撮影が可能な耐火型ドローンを開発

3月11日(月)17時20分 財経新聞

300℃耐火型ドローン、QC730FP。(画像:新エネルギー・産業技術総合開発機構発表資料より)

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 火災現場に入り込み、上空5〜10メートルという至近距離からの空撮を可能とする耐火型ドローンが開発された。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトにおいて、エンルート社が開発したものである。今後、「消防士の空飛ぶチームメイト」の実現を目指し、2019年10月から受注を開始する予定であるという。

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 近年、模索されているドローンの用途として、災害現場などの特殊環境下への投入がある。人が近づくことが難しい場所での状況確認、救助支援などが目的だが、その中でも、「火災現場」というのはかなり厄介な環境であることは説明するまでもないだろう。通常の、従来のドローンには耐火性はほぼないため、火災現場では上空50メートル前後からの遠距離撮影が限界である。火災現場というのは火・煙によってただでさえ視認性が悪く、ブレ、ピントボケなども生じやすく、実用的な撮影のためには課題が多かった。

 そこでNEDOが2017年度から促進してきたロボットやドローンの開発プロジェクトにおいて、エンルートが耐火型ドローンの研究開発に取り組んできたわけである。結果300度に耐え、火災現場で近距離空撮が可能なドローン、QC730FPが開発された。

 QC730FPは、300度の高温下において1分間の連続運用が可能で、火元の直上5メートルから10メートルの距離での近距離空撮によって、鮮明で詳細な現場確認を可能とするものである。自動航行も可能で、赤外線カメラの追加搭載もできる。なお常温下でも20分間の連続運用が可能だ。

 QC730FPは、4月から9月にかけサンプル提供とモニタリングなどを行い、10月から受注を開始する予定となっている。なお3月13日から15日まで幕張メッセで開催される「ジャパン・ドローン 2019 (第4回)」において、製品サンプルの展示が行われる予定となっている。

財経新聞

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