ST、モータ制御の設計を迅速化/簡略化するソフト開発キットを発表

3月15日(木)12時46分 マイナビニュース

STMicroelectronicsは、同社の開発エコシステム「STM32Cube」と組み合わせて使用することで、STM32マイコンを応用した先進的かつ高いエネルギー効率を実現できるモータ・ドライバ開発向けソフトウェア開発キット(SDK)「STM32 PMSM FOC SDK」の最新バーションである「v5.0」を発表した。同SDKを活用することで、エアコン、生活家電、ドローン、ビル自動化システム、産業機器、医療機器、電気自転車などの多様な機器に適したドライバを、専門知識がなくても開発することができるようになるという。

同バージョンのファームウェア・ライブラリは、前世代をベースに、STM32Cubeハードウェア抽象化レイヤ(HAL)およびLL API(Low-Level Application Programming Interface)向けに最適化が施されたため、開発、カスタマイズ、デバッグの容易化を実現したとする。また、ソースコードの編集機能にとり、開発者は柔軟に、制御やカスタマイズを行うことも可能だという。

また、モータ制御ライブラリのカスタマイズを簡略化することが可能な「MC-Workbench」もv5.0へとアップデートされた。STM32CubeMXのワークフローを活用し、プロジェクトのセットアップ、マイコンのペリフェラル設定、イニシャル・コードの生成を自動で行うことが可能な新GUIを採用したことで、プロジェクトの開発やデバッグを行いながら、制御ループ・パラメータをリアルタイムにモニタし、変更することが可能になったとする。

さらに、SDKには、最大トルク/電流制御(MTPA)などの一般的なPMSM制御技術を実現する多数のアルゴリズムが搭載されており、効率を最大化するとともに負荷状況の変化に対応することが可能なほか、速度範囲を拡大する弱めの磁束制御や、高速での安定性を向上させるフィードフォワード制御も含んでいる。加えて、エアコンや排煙機などに使用される屋外ファンで必要になることが多い、ロータが回転している時でもスムーズに駆動を開始できる「start-on-the-fly」機能も搭載されているという。

なお、同SDK v5.0は、すでに同社Webサイトより、無償で入手することが可能になっている。

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