電通総研、画像生成や画像認識を可能にした企業向け生成AIソリューション提供開始

2024年3月26日(火)14時49分 マイナビニュース

電通総研は3月26日、マイクロソフトが提供するAzure OpenAI Serviceを活用して開発した企業向け生成AIソリューション「Know Narrator Chat」の新モジュールで、画像認識機能を搭載した「Know Narrator Chat with Vision」の提供を同日から開始したことを発表した。
また、併せてChatGPT利用履歴分析ソリューション「Know Narrator Insight」に生成AIの効果的な活用方法を分析・相談できるアシスタント機能の追加および、社内文書を参照し回答文を生成できるソリューション「Know Narrator Search」への組織・ユーザー管理機能の追加など、「Know Narratorシリーズ」の機能拡充も実施した。
○Know Narrator Chat with Visionの概要
Know Narrator Chat with Visionは、同社の開発したKnow Narrator Chatに、テキストから画像を生成するAIモデル「DALL-E 3」や、画像を読み込んで分析しテキストで回答するAIモデル「Azure OpenAI Service GPT-4 Turbo with Vision」を搭載した、新たな生成AIサービス。
同サービスにより、ユーザーは生成AI上でテキストだけでなく画像も扱えるようになり、デザイン制作や資料作成などでも利用可能となる。
また、企業の他システムとも連携できるAPI機能も搭載したことにより、生成AIのさまざまな業務への適用や社内情報の有効活用を加速させるとともに、企業内に閉じた安全・安心な環境の構築を実現する。
○Know Narrator 他モジュールの機能拡充について
Know Narratorの他モジュールの機能拡充については、Know Narrator Searchに、組織・ユーザー管理機能を追加することで、利便性とセキュリティの向上を実現したことを挙げた。
これにより、生成AIに参照させる社内文書やGPTモデルの選択をユーザー単位で制御できるようになり、社内の中でもさらに限定した特定組織内でセキュリティを担保した知識共有と活用を実現する。
加えて、同社はKnow Narrator Insightに生成AIの効果的な活用方法を分析し対話型で相談できるアシスタント機能を追加している。
同機能により、膨大なチャット履歴から部署ごとの利用方法が分かるほか、部署が抱えている業務内容や業務の課題を、アシスタントに対話形式で相談が可能となっている。
電通総研は、今回のアップデートを通じて、企業が直面するさまざまな課題解決に貢献し、生成AIの実業務への適用と社会への普及を推進していきたい考え。

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