iPadの画面をカスタマイズ!<その6> ロック画面やホーム画面を「集中モード」と連携しよう - iPadパソコン化講座
2025年4月11日(金)11時30分 マイナビニュース
iPadのカスタマイズとして、前回の記事ではロック画面やホーム画面の壁紙を自動的に切り替えるテクニックを紹介しました。第6回目となる今回は、iPadに標準搭載されている「集中モード」と連携して、ロック画面やホーム画面の壁紙、そしてホーム画面のレイアウト(ホーム画面上に表示されるアプリ等)を切り変える方法について解説します。これをマスターすると、iPadの用途ごとに集中モードを切り替えて、専用にカスタマイズされた画面をすぐに表示できます。
○集中モードとは?
iPadには「集中モード」という機能が標準で搭載されています。この機能を利用すると、仕事や趣味、フィットネス、読書などiPadで行う作業(アクティビティ)に応じて、着信や通知をカスタマイズできます。
たとえば、仕事をしているときは仕事関連の通知や着信だけをオンにしたり、睡眠中は重要な連絡以外の通知や着信を一切オフにしたりなど、iPadを使うシーンにあわせて気を散らすものをできるだけ減らせます。
また、集中モードでは、集中モードごとに任意のロック画面やホーム画面を設定可能です。仕事の集中モードを作成する場合は、仕事にふさわしいロック画面や仕事に適したアプリ&壁紙がホーム画面に表示されるようにできるのです。
そして、いざ仕事を始めよう!と思ったときに仕事の集中モードに切り替えれば、すぐに仕事に適した環境で作業を開始できます。
○まずはカスタムのロック画面を作ろう
では、実際に集中モードの作成方法を解説していきます。ここでは、仕事の集中モードを作成する方法を紹介しますが、どのような集中モードでも基本的な作り方は同じです。
まず最初は、ロック画面の作成を行いましょう。ロック画面を長押しすると画面下部に[+](新規を追加)ボタンが表示されるので、それをタップすると新しいロック画面を作成できます。
壁紙を選び、時刻表示をタップして、時計のフォント、カラー、スタイルを変更したり、ウィジェットを追加したりして、仕事にふさわしいロック画面を作成しましょう。
○ホーム画面をカスタマイズしよう
ロック画面の作成が終わったら、次に行うのはホーム画面のカスタマイズです。アイコンが震えるまで画面を長押しして、アプリやウィジェットを追加したり、ホーム画面の好みの位置に移動したり、不要なアプリを削除したりして、仕事にマッチするホーム画面を作り上げましょう。
この際におすすめなのは、作成する集中モードごとに表示するアプリやウィジェットを1画面にまとめること。アプリがたくさんあって入りきらない!という場合は、以前の記事で紹介した「Launcher」などのランチャアプリを利用するといいでしょう。
○集中モードを設定しよう
集中モードにあわせてロック画面とホーム画面を作成したら、いよいよ集中モードを設定していきます。
「設定」アプリを開いてサイドバーから[集中モード]を選び、[+]ボタンをタップすると「ゲーム」や「パーソナル」「フィットネス」「仕事」などのカテゴリが表示されますので、その中から作成したい集中モードを選びましょう。
そして以下のように集中モードのカスタマイズを開始して通知の設定を行い、先ほど作成したロック画面とホーム画面を集中モードにリンクさせれば完成です。
○集中モードを切り替えて便利に使おう
集中モードを作成したら、実際に試してみましょう。iPadで仕事を開始しようと思ったら、コントロールセンターから[集中モード]をタップして仕事用の集中モードを選択。すると、自動的にiPadのホーム画面が切り替わり、集中モードで設定したアプリしかホーム画面に表示されなくなります。
ここでは仕事の集中モードを作成する例を紹介しましたが、iPadを利用する用途に合わせてゲーム用、読書用、パーソナル用など複数の集中モードを作成しておくのがおすすめです。
そうすれば、iPadを利用するシーンに合わせて集中モードを切り替えるだけで、その用途に適したロック画面やホーム画面、通知設定等が適用され、iPadがより使いやすくなります。