iCloudストレージの容量を節約するポイントは? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

2025年4月15日(火)11時15分 マイナビニュース


iCloudストレージといえば、インターネット上にあるiPhoneの記憶領域。「メモ」や「写真」など多くのアプリがデータの保存に利用しています。Appleアカウント(旧Apple ID)を作成すると、もれなく5ギガを与えられるため、その範囲内でやり繰りしている人が多いはずです。
しかし、油断していると5ギガはあっという間に消費されます。iPhone上の各種データをコピーして紛失などトラブルに備える「iCloudバックアップ」はその最たるもの、5ギガでは足りないことも。iCloudストレージの容量をできるだけ節約したければ、バックアップはパソコンに保存しましょう。
家族にもiCloudストレージの使用を許可する「ファミリー共有」も、容量の消費ペースを加速します。有料プランの「iCloud+」は必要に応じて50GB、200GB、2TBと容量を増やすことができますが、そのぶん料金も高くなります。バックアップはパソコンに保存する、写真やビデオの保存場所をUSBメモリなど外部ストレージに変更する、といった工夫を家族に周知徹底する必要があるでしょう。
そしてもうひとつの節約ポイントが「iCloudメール」。iCloudメールはIMAP方式を採用しているため、受信したメールはiCloudストレージに保存されるのです。テキストだけのメールは容量がわずかですが、画像などファイルが添付されたメールは1通あたり1メガを超えるものも珍しくありません。
1日平均3メガ程度だとしても、塵も積もれば...のことわざどおり、削除しなければ1年で約1ギガのiCloudストレージを消費する計算です。iCloudメールは送信済メールも保管し続けるよう設定されているため、受信したメールを整理するだけでは不十分です。
まずは、「設定」→「自分の名前(Appleアカウント)」→「iCloud」の順に画面を開き、iCloudストレージの消費状況を確認しましょう。iCloudバックアップとファミリー共有、そしてiCloudメールの3つを重点的に整理すれば、iCloudストレージの空き領域はかなり広がるはずですよ。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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