MacでApple Intelligenceを使い始めるには? - iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ
2025年4月16日(水)11時30分 マイナビニュース
○A:自分のMacがApple Intelligence対応かどうかを確認した上で、macOSをアップデートします。アップデート後にApple Intelligenceをオンにしたら、すぐに使える機能から試してみましょう
昨年、英語での使用を対象に公開されたApple Intelligenceが、日本語に対応しました。さっそく使ってみましょう。
今回は日本語環境でApple Intelligenceを使う設定と、使えるようになったらすぐに試せる写真のクリーンアップツールを紹介します。
○Apple Intelligenceを使えるように設定する
まず、自分のMacでApple Intelligenceを使えるかどうか、確認しましょう。Appleのウェブサイトに、対応デバイスが掲載されています。
自分の使っているMacのモデルがわからない場合は、すぐに確認できます。
次に、日本語でApple Intelligenceを使うには、macOS Sequoia 15.4以降が必要です。まだアップデートしていなければ、アップデートします。
この後、画面の指示に従ってアップデートします。
なお、すぐ上の画面で「自動アップデート」がオンになっていれば、この操作をしなくても最新のOSにアップデートされます。
アップデートが完了したら、Apple Intelligenceを使い始めましょう。
これでApple Intelligenceを使える状態になりました。
○Apple Intelligenceの機能をさっそく試してみよう
すぐに試せる機能として、「Appleの消しゴムマジック」と呼ばれて話題になった、写真のクリーンアップツールを使ってみましょう。
実はいろいろあるApple Intelligenceの機能のうち、この機能だけは日本語にまだ対応していなかった時期にも使うことができ、本連載でも2024年11月の記事で紹介しました。しかしその時点では、設定するときに英語環境に切り替える手間がかかっていたため、まだ試していなかった方も多いかと思います。
この写真は、右下に手すりが写り込んでいます。これを消してみましょう。
自動で認識されていない場合でも、「消去」の下のブラシのアイコンをクリックして選択し、消したい部分をクリック、またはなぞるか囲むようにドラッグすればOKです。
以下の写真では、花の右下の背景に糸くずがついています。これを消したいと思います。
「消去」も「レタッチ」も、ブラシのアイコンの横にあるスライダをドラッグすると、ブラシの太さを変えられます。また「消去」と「レタッチ」は似た結果になることもあれば、異なる結果になることもあります。
「消去」にしても「レタッチ」にしても、思い通りの結果にならない場合は、何度か繰り返すと良い仕上がりになることがあります。または、
・「編集」メニューの「取り消す - クリーンアップ」を選択して、1つ前の状態に戻す
・右下の「リセット」をクリックしてクリーンアップをリセットする
・左上の「オリジナルに戻す」をクリックして編集内容をすべて元に戻す
のいずれかで戻してから、設定を変えて試してみるのもよいでしょう。
【今回の余談】
今回はすぐに試せる機能として写真のクリーンアップツールを使ってみましたが、Apple Intelligenceの機能はほかにもたくさんありますので、本連載の今後の記事で紹介していきます。
それでは次回も、よろしくお願いします。
小山香織 ライター、インタビュアー、翻訳者、トレーナー。Apple 製品やビジネス系アプリケーションなどに関する著書多数。近著に『iPadマスターブック 2024-2025 iPadOS 17対応』(マイナビ出版)。マイナビニュースでは連載「iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ」のほか、インタビューや取材記事を執筆。 この著者の記事一覧はこちら