Androidスマホの「ジェスチャーナビゲーション」から昔の「3ボタン」に変更する方法
2025年4月18日(金)10時5分 ITmedia Mobile
ジェスチャーナビゲーションでは、画面の下に細長いバーが表示され、これを用いてホーム画面に戻るなどの基本操作を行う
従来の3ボタンの操作に慣れている人にとっては、細長いバーでは意図した操作がうまくできなかったり、反応が鈍いと感じたりすることがある。ジェスチャーの感度を高めるには、例えば、ケースと細長いバーが干渉していないか確認する。
●ジェスチャーナビゲーションのメリットは?
とはいえ、ジェスチャーナビゲーションのメリットは多く、画面下部にボタンが表示されないことで、画面の他の表示を阻害するものがなく視認性が向上する。操作の多くを画面上のスワイプで行うため、指を下まで伸ばす必要がなくなり、大画面のスマートフォンでも片手での操作がしやすい。
1つ前の画面に「戻る」には、ディスプレイの左端または右端から中央に向かってスワイプする。この操作をすると、画面端に「<」の印が一瞬現れ、そこで指を離すと直前の画面へ戻れる。
アプリの切り替えもより直感的になる。これまでのように、ボタンでマルチタスク画面を呼び出してからアプリを選ぶ必要はない。細長いバーを左右にスワイプするだけで、直前に使っていたアプリへ簡単に戻ることも可能。
●3ボタンはどうやって扱う?
一方、画面下部に「戻る」「ホーム」「タスク管理」の3つのボタンが並ぶスタイルに慣れていて、どうしてもジェスチャーナビゲーションから3ボタンに切り替えたい人もいるだろう。3ボタンの扱い方は次の通りとなる。
・「戻る」ボタンは、ナビゲーションバーの左側にある横向きの三角形のアイコンで、直前の画面やWebページなどに戻るために使用される
・「ホーム」ボタンは中央にあり、丸や家のアイコンで示され、タップするとホーム画面に戻れる。長押しすればGoogleアシスタントが起動する
・「タスク管理」ボタンは右側の四角形のアイコンで、現在起動しているアプリの一覧を表示し、アプリの切り替えや終了が可能
なお、この3ボタンの他に、Android 9以降では「ホーム」と「タスク管理」機能が1つのボタンにまとめられた2ボタンナビゲーションも導入された。
●ジェスチャーナビゲーションから3ボタンに変更する方法
ジェスチャーナビゲーションから3ボタンに変更するには、まずホーム画面から「設定」を開き、「システム」→「ナビゲーションモード」へと進む。この設定項目で、「ジェスチャーナビゲーション」「3ボタンナビゲーション」のどちらかを選択できる。実際に操作方法を実機で確認しながら、自分にとって最も使いやすい方法を見つけるのがいい。
このように、ジェスチャーナビゲーションの操作に慣れてしまえば、見た目のすっきりさや操作の快適さなど、多くのメリットを感じられるようになる操作方法だといえるが、どうしても古い3ボタンの方が使い勝手がいい場合は切り替えられるので、必要に応じて設定項目を見直すといい。
●おことわり
記事内容の検証はPixel 9aで実施しました。Androidのバージョンは15です。スマートフォンのメーカーや機種によっては、機能を利用できない、もしくは操作手順が異なります。