レジに並ばずスイスイ買い物——ローソンが店内での「スマホ決済」実証実験開始 早速試してみた

4月24日(火)13時0分 ITmedia Mobile

実証実験対象店舗の「ローソン 晴海トリトンスクエア店」

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 ローソンは4月23日から5月31日まで、東京都内の3店舗で店内セルフ決済サービス「ローソンスマホペイ」の実証実験を実施している。「ローソン」アプリを手持ちのスマートフォンに導入し、「ローソンID」を取得すれば誰でも利用できる。同社では、実証実験の結果を反映した上で2018年度下期以降に同サービスを本格展開する見通しだ。
 ……とはいえ、実際に使ってみないと分からないこともある。そこで、今回の実証実験の対象店舗の1つである「ローソン 晴海トリトンスクエア店」(東京都中央区)で実際にスマホペイを使ってみることにした。
●どこで使えるの?
 実証実験では、以下の3店舗でローソンスマホペイを利用できる。
・ローソン 晴海トリトンスクエア店
・ローソン 大井店(東京都品川区)
・ローソン ゲートシティ大崎店(東京都品川区)
 これらの3店舗はそれぞれ「大規模なオフィスと集合住宅が共存している場所」「住宅密集地」「オフィス街」という理由で実験店舗として選定されたそうだ。
●どう使うの?
 先述の通り、ローソンスマホペイはローソンアプリを使っている人であれば誰でも利用可能。
 初めて使う時は、アプリトップ画面の「ローソンスマホペイ」のバナーをタップすると使い方や注意点の説明が出てくる。その最終ページで「同意する」をタップすると、スマホペイが有効になる。
 スマホペイが有効な場合、先述のバナーをタップするとメニューが出る。実際に対象店舗でスマホペイを使う場合、ここから「店舗選択」の操作が必要となる。
 Bluetoothビーコンによる「自動検出」で店舗を選ぶ場合は、スマホのBluetooth機能をオンにしてから以下の操作を行う。
1. 対象店舗から半径10m以内に近づく
2. アプリを起動し、スマホペイのメニューを開く
3. 「自動で検出する」をタップする
4. 出てきた店舗名と位置が正しいことを確認して「入店する」をタップする
 QRコードによる「手動検出」で店舗を選ぶ場合は、以下の操作を行う。
1. アプリを起動し、スマホペイのメニューを開く
2. 「QRコードを読み取る」をタップする
3. 対象店舗内にあるスマホペイ用QRコードをカメラで読み取る
4. 出てきた店舗名と位置が正しいことを確認して「入店する」をタップする
 筆者としては、手軽さと「未来感」を味わえる自動検出がオススメだ。
 入店操作をすると、アプリがバーコード読み取りモードになる。購入したい商品のバーコードをスキャンしていこう。一通りスキャンを完了したら、読み取り画面の下にあるカート(買い物かご)ボタンをタップすると、カート(購入商品一覧)画面が表示される。
 複数個同じ商品を買う場合は、バーコードを連続でスキャンするか、カート画面の「+(プラス)」アイコンをタップすればOKだ。誤って重複スキャンしてしまった場合など、購入点数を減らしたい場合は、カート画面の「−(マイナス)」アイコンをタップする。購入そのものをやめる場合は、カート画面の「ゴミ箱」アイコンをタップしよう。
 カートから商品購入(バーコードのスキャン)に戻りたい場合は「購入したい商品を追加する」をタップする。購入手続きに移る場合は「この商品を購入する」をタップしよう。
 商品の代金の支払い方法は以下のいずれかを選択できる。
・Apple Pay(iPhoneアプリを利用している場合のみ)
・楽天Pay(100円以上の決済に対応)
・クレジットカード(初回に登録作業が必要、1万円以下の決済に対応)
 楽天Payを利用する場合は、支払い金額の一部または全部に楽天スーパーポイントを充当できる。クレジットカードはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubに対応している。
 決済が完了すると、アプリ画面にQRコードが表示される。このQRコードを店舗内のタブレットに備え付けられたスキャナーに読み取らせて、画面の「退店する」をタップすれば買い物が完了する。ただし「QRコードを読み取らせることを忘れても、特にペナルティはない」(担当者)。
 スマホペイを使った場合、紙のレシート(領収書)は発行されない。代わりに、スマホペイの「購入履歴」で電子レシートを確認できるようになっている。
●スマホペイ利用時の注意
 一見するとすごく便利そうなスマホペイだが、以下の通り注意事項・制約事項がある。
・酒類やたばこ類など、年齢確認が必要な商品は購入できない
・カウンター対応商品(医薬品、はがき・切手類、カウンターフード)は購入できない(マチカフェの一部商品はセルフサービスで対応)
・Loppiや収納代行などのサービス受け付けには対応しない
・「買い上げポイント」「ボーナスポイント」が付与されない
・貯めたポイントを使えない(楽天Pay利用時の楽天スーパーポイントを除く)
・「たまるよスタンプキャンペーン」が適用されない
・「値引きセール」「キャッシュバックキャンペーン」が適用されない
・各種クーポン券の利用ができない
 スマホペイで買い物をすると、ポイントが付与されない上、各種値引きやクーポンも適用できない。そのため、代替措置として実証実験期間中は購入翌月末に購入金額100円(税別)あたり3ポイント(通常の3倍)の「Pontaポイント」または「dポイント」を付与する。付与されるポイントは、ローソンIDにひも付いているものとなる。
 酒類の販売については「今後法令との整合性を考慮しつつ、可能性を検討していく」(担当)。
●狙いは「レジ待ちのストレス軽減」と「店員の作業負荷軽減」
 今回の実証実験の目的の1つが、「レジ混雑時の会計のストレス軽減」だ。実証実験に先立って、ローソン本社と同一敷地内にあるゲートシティ大崎店で社員向けに実験したところ、店舗滞在時間(≒買い物時間+レジ待ち・支払い時間)が「平均3分」から「平均1分」に短縮できたという。また、レジ待ちの列が短縮できたことから、一般客(社員以外の客)の来店も増えたという。
 もう1つの目的が、深夜帯における「レジ無人化」だ。ただし、これは「無人店舗の実現」を目指したものではなく、従業員のレジ作業を軽減し、商品の補充など他の業務により時間を割けるようにするためのものだ。
 スマホペイにかかる投資は「セルフレジシステムの導入よりも低コスト」(担当者)で、防犯カメラなども「角度などの微調整をしただけで、(スマホペイのために)特別に追加したものはない」(同)という。
 今回の実証実験で得られた知見などをもとに、ローソンでは混雑の激しい店舗を中心にスマホペイシステムを導入する方針だ。

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