デザインがよいと思う「テレビ」のメーカーランキング! 2位「パナソニック」、1位は?【家電のプロが解説】
2025年5月8日(木)21時10分 All About
All About ニュース編集部が全国20~70代の男女500人を対象に実施した「テレビのメーカーに関するアンケート」から、今回は「デザインがよいと思うテレビのメーカー」ランキングを紹介します。2位「パナソニック」、1位は?(サムネイル画像出典:beeboys / Shutterstock.com)
第2位:パナソニック(157票)
2位に選ばれたのは、「パナソニック」でした!「ビエラ」ブランドが有名なパナソニック。「マイクロレンズ有機EL」や高画質化を実現するAI技術など、映像体験を格上げするさまざまな最新機能を搭載したモデルを展開しています。同時に、壁掛けが可能なモデルや使いたい場所へ自由に動かせるレイアウトフリーテレビなど、デザイン性に優れた商品をそろえている点も魅力です。
自由回答では、「薄くて壁掛けなどできておしゃれだとおもうから」(30代男性/大阪府)や、「シンプルで洗練されたデザインのイメージがあるため」(30代女性/宮城県)といったコメントが寄せられていました。
第1位:ソニー(224票)
1位は、「ソニー」でした。テープレコーダーやトランジスタラジオ、カラーテレビにウォークマンなど、常に革新的な製品を生み出してきた、日本を代表するエレクトロニクスメーカー。そんな同社のテレビ「BRAVIA」は、リビング空間に自然と調和する品のよいデザインが魅力。部屋の中でよくも悪くも存在感を持ってしまうテレビの在り方を常に模索し、映像を写していないときの印象にまでこだわっています。
自由回答を見ると、「時代の最先端をいく洗練されたデザインだと思います」(50代女性/大阪府)や、「見た目がスタイリッシュでかっこいいイメージです」(40代女性/東京都)、「王道を走っていて、安心できる」(50代男性/福岡県)といったコメントが寄せられていました。
専門家は結果をこう見る!
今回の調査で判明した結果について、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志さんに解説してもらいました。●安蔵さんのコメント
「ソニーが1位に選ばれた理由は、同社が長年にわたって追求してきた革新的なデザインと技術的な卓越性にあるのではないかと考えられます。
ソニーはブラウン管テレビが一般的な1960年代に『トリニトロン方式』を開発し、そのフラットなデザインで映像表現の新たなスタンダードを確立しました。従来の丸みを帯びたブラウン管テレビに比べて視覚的にも美しいシルエットを実現しただけでなく、画質向上も実現したのです。ブラウン管テレビの成功によって薄型テレビへの移行は乗り遅れたものの、『デザインのよいテレビ』というイメージをいち早く作り上げたのはソニーだったのではないかと思います。
薄型テレビは年を追うごとにベゼル(画面上下左右の枠)が狭くなり、デザインを追求する余地が少なくなりつつあります。全体的なフォルムに大きな違いを生み出せない中で、表面の質感やロゴのイメージ、さらにはリモコンのデザインや使い勝手などユーザー体験も重要な要素になりつつあります。いわゆるテレビのハードウェア的な見た目だけではなく、操作感、操作画面の見やすさなどのソフトウェアも含めたユーザー体験、さらにはブランド価値も含めて多くの人が価値を見いだしているのではないでしょうか」
※コメントは全て原文ママです
この記事の回答者:安蔵靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
(文:All About ニュース編集部)