「AMD Radeon Software Adrenalin 25.5.1」公開。Radeon RX 9000シリーズでのSteam VRクラッシュを修正
2025年5月8日(木)19時41分 マイナビニュース
米AMDは5月8日(現地時間)、同社グラフィックス向けの最新ドライバ「AMD Radeon Software Adrenalin 25.4.1」を公開した。Optional Updateではなく、対応デバイスでは広くSoftware Adrenalinから適用できるはずだ。
AMD Radeon RX 9070 GREに対応する最新ドライバ。そのほか新作タイトルとして『DOOM: The Dark Ages』『EA SPORTS F1 25』をサポートし、いくつかの発売済みタイトルでFSR4やHYPR-RXに対応。描画APIのVulkanはこのバージョンからVulkan 1.4に対応しており、いくつかの不具合修正が行われている。
○AMD FidelityFX Super Resolution 4 (FSR 4) に対応するゲーム
Ghost of Tsushima
Frostpunk 2
Everspace 2
Fort Solis
Warhammer 40,000: Darktide
The Finals
Influx Redux
○HYPR-RXサポートの拡張
Marvel's Spider-Man 2
Marvel Rivals
Grand Theft Auto V Enhanced
Kingdom Come Deliverance II
Path of Exile 2
○Vulkan 拡張機能のサポートの拡張
Vulkan 1.4 Support
VK_EXT_shader_replicated_composites
VK_KHR_maintenance8
VK_EXT_image2dviewof3d
○修正された問題と改善点
一部のAMD Radeonグラフィックス製品(Radeon RX 9000シリーズなど)でSteamVRを使用すると、メモリリークが原因でシステムクラッシュが発生する場合があった問題。この問題が発生しているユーザーは、SteamVR設定でモーションスムージングをオフにすることで回避できる。
一部のRyzen AI MaxおよびMax+シリーズ製品では、ドライバーのインストール後に工場出荷時のリセットオプションを使用すると、内蔵カメラの検出に失敗する場合があった問題。
AMD Radeon RX 9000シリーズ・グラフィックス製品にアップグレードした後、AMD Software: Adrenalin Editionユーザー・インターフェース内でAMD Chatをインストールすると、インストールの進行状況が0%と表示され続ける場合があった問題。
Metro Exodus Enhanced Editionの再生中に、断続的なアプリケーションのクラッシュまたはドライバーのタイムアウトが発生する場合があった問題。
Anti-Lagを有効にしてCivilization VIIをロードすると、断続的なアプリケーションのクラッシュまたはドライバーのタイムアウトが発生する場合があった問題。