シャープ、「穴なし槽」洗濯機に新モデル3機種 - AIoT対応や自動投入機能を搭載
2025年5月9日(金)8時0分 マイナビニュース
シャープは5月8日、独自の「穴なし槽」構造を採用した全自動洗濯機の新製品として、「ES-SW11K」(洗濯容量11kg)、「ES-SW10K」(10kg)、「ES-SV8K」(8kg)の3モデルを発表した。6月19日より発売する。価格はオープン。
今回の新製品は、洗濯時に最適な量の液体洗剤や柔軟剤を自動で投入する機能を搭載。「ES-SV8K」は、8kgモデルとしては初めてこの機能に対応した。粘度の高い洗剤や柔軟剤でも詰まりにくいウォーターポンプ方式を採用することで、手入れの手間を軽減。また、「ES-SW11K」「ES-SW10K」はAIoT機能に対応し、アプリ「COCORO HOME」と連携して洗剤や柔軟剤の残量を通知する「ラク家事」機能を備える。
3機種すべてに、清潔性と節水性を両立する独自の「穴なし槽」と「穴なしサイクロン洗浄」を搭載。洗濯槽と脱水槽の間に水が入り込まない構造により、1回の洗濯で約35Lの節水が可能。さらに、ダイヤカット形状の槽内壁とパルセーターによるもみ洗い・こすり洗いのW洗浄により、少ない水でも効率よく汚れを落とす。加えて、「透明ガラスドア」の採用により、洗濯中の様子を天面からひと目で確認できる。
パルセーターには、生物模倣技術「ネイチャーテクノロジー」を活用した「パワフルドルフィンパルNEXT」を採用。イルカの尾びれなどの形状を応用し、衣類の上下移動を促進することで洗浄ムラを抑え、洗い時間も約15%短縮。さらに、抗菌・防カビ加工を施した樹脂部品や、カビが付着しにくいステンレス槽底により洗濯槽の清潔性を高めている。
そのほかにも、好みに応じて洗い方が選べる「ダウンロードコース」や、使うたびに仕上がりを最適化する「AI標準コース」など、多彩な機能を搭載。幅555mmのコンパクト設計ながら大きな開口部を備え、衣類の出し入れがしやすい。また、糸くずがたまりにくいフィルターや、からみを軽減して取り出しやすくする「ほぐし運転」機能など、日常の使い勝手にも配慮されている。
主な仕様は以下のとおり。
「ES-SW11K」は、洗濯容量11.0kg、運転時間約46分、消費電力量110Wh、標準使用水量115L。運転音は洗い39dB/脱水38dB。サイズはW600×D652×H1,055mm、質量は約44kg。
「ES-SW10K」は、洗濯容量10.0kg、運転時間約45分、消費電力量98Wh、標準使用水量102L。サイズ・静音性はES-SW11Kとほぼ同等で、質量は約43kg。
「ES-SV8K」は、洗濯容量8.0kg、運転時間約35分、消費電力量67Wh、標準使用水量83L。運転音は洗い35dB/脱水38dB。サイズはW600×D652×H1,025mm、質量は約43kg。