アップルのアプリ開発コンテスト「Swift Student Challenge」、今年も日本人が世界で50名の優秀受賞者に選出!
2025年5月9日(金)17時33分 マイナビニュース
世界中の学生を対象に、アップルが毎年実施しているアプリ開発コンテスト「Swift Student Challenge」。優れた作品を作った世界の350名が入賞しましたが、そのなかで特に卓越した作品と認められた50名の“優秀受賞者”(Distinguished Winner)に、日本の濱本太輝さんが選ばれました!
アップルのSwift Student Challengeは、次世代の学生デベロッパ、クリエイター、起業家をサポートし、コーディングへの情熱を応援する毎年恒例のコンテスト。今年の優秀受賞者に選ばれたのは、この春に熊本県立大学を卒業した22歳の濱本太輝さん。濱本さんは、日本固有の文化「花札」を楽しめるアプリ「Hanafuda Tactics」で見事に受賞をつかみました。
濱本さんは、アプリ開発の狙いを以下のように語ります。「花札は日本文化の定番なのに、自分の世代でその遊び方を知っている人はとても少ないことが分かりました。スマートフォンで簡単に遊べる方法があれば、日本だけでなく世界にも花札を広められるかもしれないと考えました」
濱本太輝さんは、この春まで熊本県立大学の総合管理学部・飯村研究室に所属していましたが、濱本さんの受賞で飯村研究室は4年連続でSwift Student Challengeの入賞者を輩出することに。昨年の2024年は秋岡菜々子さんが入賞しましたが、秋岡さんは2023年に続いて2年連続で入賞を果たすなど、実力派集団として世界に名をとどろかせています。
50名の優秀受賞者は、6月のWWDC25のタイミングでクパティーノのApple本社に招待され、基調講演をはじめさまざまなイベントやワークショップに参加することになります。優秀受賞者のうち数名は、自身の作品をティム・クックCEOに直接紹介する機会も用意される見込みです。