「iPhone 16 Proが映画撮影を変える」――是枝裕和監督が「ラストシーン」の撮影で衝撃を受けた

2025年5月9日(金)15時23分 マイナビニュース


是枝裕和監督が手がけたタイムトラベル・ラブストーリーの短編映画「ラストシーン」が5月9日に公開されました。27分の全編すべてをiPhone 16 Proで撮影しています。是枝監督は「走りながら撮影したシーンはアクションモードを使ったんですが、びっくりするぐらい安定してました」と、iPhone 16 Proのカメラ機能に舌を巻いていました。
○コンパクトなiPhoneは演者に“圧”を与えずに済む
アップルのYouTubeチャンネルで公開が始まった短編映画「ラストシーン」(last scene)は、iPhoneだけを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 - Shot on iPhone」の一環として制作されました。是枝裕和監督にとって初めてのタイムトラベル・ラブストーリーで、仲野太賀さんと福地桃子さんが主演を務めます。黒田大輔さんやリリー・フランキーさんも出演するなど、豪華な顔ぶれとなっています。
撮影監督を務めたのは写真家の瀧本幹也さん。iPhone 16 Proだけで撮影を進めるなか、福地桃子さんはiPhoneのコンパクトさが演者と撮影スタッフの両者にメリットをもたらすと評価しました。「初日の撮影がラストの観覧車のシーンだったのですが、iPhoneだと大きなカメラと違って“圧”がなく、カメラとの距離感がすごくいい状態で意識することなく演技できたと感じています。撮影の際は5名が狭い観覧車に乗ったのですが、従来の機材では撮れなかったんじゃないかと思います」
撮影を通してiPhone 16 Proが評価されたのは、小ささや機動力の高さだけではありません。ピント位置を自由に変化させてボケの表現をコントロールできるシネマティックモード、走りながらの撮影でも大きな揺れや傾きを補正できるアクションモード、離れた場所から被写体を大きく写すとともに背景の写る範囲を狭めて被写体を印象的に描く5倍望遠カメラなどの機能や装備も駆使されました。
特に、是枝監督にとってインパクトが大きかったのがアクションモード。主人公の2人が観覧車に向かって走るシーンを、2人に並走しながら撮影した時にアクションモードを利用しました。「結構速く走ったのですが、全然ブレてなくて安定してました。これを映画の現場でやろうとすると機材も人もお金もかかるので、これが1人でいけちゃうのかと結構ショックでしたね」(是枝監督)
アップルのYouTubeチャンネルやApple TVアプリでは、「ラストシーン」本編に加え、撮影の舞台裏を収録した「ラストシーンの舞台裏」も公開されています。舞台裏の動画では、是枝監督や瀧本幹也さんのコメントのほか、アクションモードなどiPhone 16 Proの特徴的な機能や装備を用いたメイキングの風景が多く盛り込まれています。動画撮影に興味のある人は、こちらも必見です!

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