Siriで「ChatGPT」を使いやすくするには? Apple Intelligence対応機種で実践
2025年5月12日(月)6時5分 ITmedia Mobile
今回はChatGPTと連携した状態でのSiriでできることをチェックしたい。なお、ChatGPTとの連携手順については別途記事にて解説しているので、必要に応じてそちらを参照いただければ幸いだ。
なお、本稿で紹介する手順はiOS 18.4にアップデートした「iPhone 15 Pro」で検証している。バージョンや機種が異なる場合には、細かい差異があるかもしれない点については、あらかじめご承知おきいただきたい。
●ChatGPTと連携したSiriを使う
Siriの使い方は、おおむねApple Intelligenceが実装されていなかった時代と変わらない。サイドボタン(電源キー)を長押しすることで起動するか、ウェイクワードの「ヘイシリ」と喋りかけて起動するかだ。質問や指示を口頭で投げかけることで、Siriが返事が来る。
質問によっては、ChatGPTが使われることもある。例えば「明日の天気を教えて」という質問に対しては、そのままSiriが天気アプリの情報を引用して回答するような対応になるが、「トマトの切り方を教えて」になると、「Webを検索」か「ChatGPTを使用」のボタンが画面に表示され、どちらを選ぶか手動で選択を迫られる。
ここで「ChatGPTと使用」をタップすると、広めの通知ウィンドウのような枠を使って、画面上部に生成されたテキストが表示される。また、その下部に表示されている青字の「ChatGPT」の部分をタップすると、別途インストールしておいた「ChatGPT」の該当のチャット画面が表示され、内容を深掘りできる。つまり、用途によっては、ChatGPTをショートカット起動する手段としても有用だろう
●確認手順を省いて、素早く使えるようにしておこう
上述した操作の流れで、「Webを検索」と「ChatGPTを使用」の2択を手動で操作するのがおっくうという場合には、「設定」アプリの「Apple IntelligenceとSiri」から「ChatGPT」へと進み、「ChatGPTのリクエストを確認」のスイッチをオフにしておこう。これで、2択の確認がスキップされ、ChatGPTでの処理が優先的に選択されるようになる。
●タイプ入力でSiriを使う方法
関連したテクニックとして、テキスト入力でSiriを使う方法も紹介しておきたい。あらかじめ「設定」アプリの「Apple IntelligenceとSiri」から「Siriに話しかける/タイプ入力する」へと進み、「Siriにタイプ入力」のスイッチがオンになっていることを確認しておこう。そして、Siriを起動した状態で、ホームインジケーターバー(画面下部の白い棒)の部分をダブルタップすると、キーボードが表示される。公共の場など、口頭での指示が難しい場面で使えるテクニックとして、合わせて覚えておこう。