山善、着脱式バッテリーを用いた新コンセプト家電「ELEIN」 マキタの電動工具がお手本

2024年5月15日(水)18時8分 マイナビニュース

山善は5月15日、家電の新シリーズとしてバッテリー家電「ELEIN」(エレイン)を発表した。電動工具で用いられているような着脱式の小型リチウムイオンバッテリーを開発し、扇風機やポータブル冷温庫、ポータブルエアコンなどの家電で共通に使えるようにした。日中にソーラーパネルで発電した電力をバッテリーに充電し、夜間に家電で使って電気代を抑えるシステムも用意する。製品の外装は昨今人気のくすみカラーに仕上げ、ファミリー層への普及を狙う。着脱式バッテリーには対応しないポータブル電源も投入する。各製品とも発売は6月上旬以降。
「マキタの電動工具をお手本にした」着脱式バッテリー家電
山善の担当者が「マキタの電動工具をお手本に、そのコンセプトを家電で広げたい」と語る、着脱式の小型バッテリーを核とする新機軸の家電シリーズ。基本的に、すべての製品にバッテリーや充電器は付属せず、必要に応じて用意する必要がある。
ELEINの核となる着脱式の小型リチウムイオンバッテリー「YBD-5A」(実売価格は12,000円前後)は、シリーズ共通で使えるのが特徴。容量は5Ah(90Wh)。本体にUSB Type-C端子を備え、単体でモバイルバッテリーとしても使える。専用の急速充電器「YBC-3A」は別売(同3,000円前後)で、YBD-5Aは約2時間でフル充電できる。
EIEIN対応家電の1つがコンパクトクーラー「YBC-C04」(同78,000円前後)。バッテリーを最大4個搭載でき、最大2時間ワイヤレスで使える。付属のACアダプターでも使える。
家庭用の薄型扇風機「YBF-A20」(同10,000円前後)は、首振り機能とLEDライトを搭載した薄型モデル。バッテリー使用時の運転時間は4.5〜20時間。作業現場向けの工場扇「YBF-B40」(同13,000円前後)も用意する。バッテリー使用時の運転時間は6〜44時間。
ELEIN対応家電として、マイナス18度から60度まで温度設定ができる保冷温庫を2024年夏に投入する。合わせて、最大4個のバッテリーが充電できる充電ステーションも用意する(発売時期未定)。充電したバッテリーを入れれば、ポータブル電源としても使える。今後、掃除機や電子レンジ、撮影用のビデオライトなども展開する予定。
ポータブル電源やソーラーパネルも用意
着脱式バッテリーに対応しないポータブル電源も投入する。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、充電サイクルは約3,000回。天面にワイヤレス充電器を内蔵する。ラインナップは、容量約410Wh、定格出力600Wの「YPB-RS600」(同72,000円前後)、容量1,024Wh、定格出力1200Wの「YPB-RS1200」(同142,000円前後)、容量1,792Wh、定格出力2400Wの「YPB-RS2400」(同220,000円前後)の3種類。
ソーラーパネルは、60W出力の「YSP-M60」(同20,000円前後)と100W出力の「YSP-M100」(同31,000円前後)を用意。さらに、USB出力を備える新コンセプトのポータブルソーラーパネルも用意。カラビナでリュックなどに固定し、移動中にスマホを充電できる。7.5W出力の「YRSB-M75」(同4,400円前後)と、10W出力の「YRSB-M100」(同5,500円前後)を用意する。

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