SIMカードを取り出したいけどピンをなくしました。つまようじで代用できますか?
2025年5月18日(日)20時45分 All About
iPhoneからSIMカードを取り出す際、付属のピンの代わりにつまようじなどで代用できるのか、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。
(今回の質問)
SIMカードを取り出したいけどピンをなくしました。つまようじでもいいですか?
(回答)
SIMカードを取り出すための専用のピン。これの代替品としてよく取り上げられるのが「つまようじ」「画びょう」「シャープペンシル」です。ですがこれらのアイテムは、そもそも穴に入らなかったり、iPhoneによくない影響を与えたりと、代替品としては不適切です。筆者が知る限り、SIMピンの代替品として使えるのは「クリップ」のみ。クリップの形を変えて利用するのが最も適していると考えています。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
つまようじ、シャープペンシルが不適切な理由
SIMピンの代替としてよく取り上げられるのが「つまようじ」。ですがこれを利用するのはリスクが伴います。そもそも、つまようじの太さではSIMピンを差し込む穴に入りません。無理やり押し込んでも、SIMスロットを開けることはできませんでした。「カッターなどで研いで使う」といった方法も目にしましたが、これもやめたほうがいいでしょう。折れたつまようじが穴に詰まってしまう可能性があり、それを取り出すことが困難になるためです。
同じ理由で「シャープペンシルの芯」もやめておきましょう。壊れてしまう可能性があるような柔らかい素材は、iPhoneの故障の原因になってしまいます。
SIMピンの代替は「クリップ」
SIMピンの代替として筆者が過去に使用したことがあるのが「クリップ」です。以下のような針金クリップであれば、SIMピンの穴に入りますし、途中で折れたりする心配もありません。クリップを使用するときは、形が重要。SIMスロットを取り出すには、そこそこ強い力で押し込む必要があります。そのため、クリップに力を込めて押し込める形にしなければなりません。
具体的には以下のようにします。クリップを全て真っすぐに伸ばすのではなく、持ち手となる部分を残しておくのが大切です。
SIMピンが付いたマルチツールが便利
SIMピンは、使う機会が非常に少ないアイテムですから、すでに捨ててしまった人も多いかもしれません。そこでおすすめなのがマルチツールです。
ナイフ、ドライバー、ハサミ、ピンセットなどの便利アイテムが1つにまとまったツールで、最近はその中にSIMピンが含まれているものもあります。
SIMピン以外の用途でも使えますし、万が一の際の防災ツールとしても活躍するので、1つ持っておいても損はないでしょう。
この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
(文:ばんか)