京成、押上と成田空港つなぐ新型有料特急の設計に着手 28年度運行へ
2025年5月22日(木)8時20分 ITmedia NEWS
新型有料特急車両に関する発表文(出典:京成電鉄)
訪日外国人の増加を受け、空港へのアクセスを拡充する。東京スカイツリーは東武鉄道の子会社が運営しているが、押上には京成グループのホテル「京成リッチモンドホテル東京押上」やバス路線(墨田区内循環バス)もあり、各事業へのシナジー効果も期待できるという。
成田空港は28年度末からB・C滑走路などの供用を開始する計画で、利用者の増加が見込まれている。一方、成田空港と京成上野をつなぐ「京成スカイライナー」は2024年度に約840万人が利用しており、10年前(2014年度)の約330万人から約2.6倍に増えた。
京成電鉄は新型有料特急の運行について「成田空港の機能強化に対応し、輸送力の増強や利用者の利便性向上、押上方面の新規需要の獲得を目指す」と説明している。併せて、次期スカイライナー車両の整備や、現在の8両から増やす(長編成化)ことも検討していく。