ワイヤレス・テクノロジー・パーク2018 第4回 サラウンドビューを「フライングビュー」へと進化させたOKI

5月28日(月)8時32分 マイナビニュース

OKIは、2018年5月23日から25日かけて東京ビッグサイトにて開催された無線通信技術の研究開発に焦点を当てた国内最大級の専門イベント「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2018(WTP2018)」において、上空から対象を見下ろしたような俯瞰映像を作り出すサラウンドビューの進化系となる「フライングビュー」を参考出展した。

これは、同社のグループ企業で、設計受託事業会社であるOKIアイディエス(OIDS)と欧州・北米の自動車の先進運転支援システム(ADAS)市場でFPGAベースの高い開発実績を持つXylonが共同で開発した4台のカメラで取得した画像を、360度リアルタイムに合成し、周辺監視などを可能とした「車両周辺モニタリング用フライングカメラシステム」を活用したもの。

従来のサラウンドビューは自動車用途が主であり、道路を写すために画角を下げていたが、フライングビューでは、自動車以外の監視カメラ用途や機器の操作支援なども意識し、画角を上向きにすることで、移動中の周辺状況把握なども可能にした。

これにより、例えば従来は監視カメラの監視範囲を拡大するためにパン・チルト機能を搭載していたが、そうした駆動系が入ることによる機器寿命が短くなるといった課題に対し、駆動系をもたずとも、パン・チルト機能と同様のことを行なえるようになるため、機器寿命の延長や、屋外の苛酷な環境での活用も期待できるようになるという。

今回、参考出展という扱いであるが、それは同ソリューションそのものがパッケージ化した形で提供できる体制が整っていないためであるとのことで、個別案件としては、すでに評価・試験が進められているという。今後は、5Gの本格活用が期待できるようになることから、そうした高速・低遅延の通信技術と組み合わせたソリューションの創出などにつなげられれば、としていた。

また、このほか同社ブースでは、920MHz帯無線と省電力(電池駆動)のマルチホップ中継機能に対応する、組込式モジュール「SmartHop」を用いた各種通信ユニットの紹介なども行なわれていた。例えば無線加速度センサシステムは、橋や鉄塔などのインフラ構造物にかかる加速度、傾斜角を無線ネットワークを用いて遠隔で収集し、センサデータを可視化するシステム。長期間の電池駆動が可能であり、かつマルチホップ通信による高い信頼性を実現しており、老朽化する社会インフラのメンテナンスタイミングの最適化などの実現を支援することができるという。

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