アップル、WWDC 2019で各種OS新バージョン発表 その内容は?

6月4日(火)20時38分 財経新聞

XboxとPlayStationのゲームコントローラに対応し、Apple ArcadeとApp Storeにあるゲームを楽しめる。(アップルの発表資料より)

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 アップルは、日本時間6月4日の早朝から米カリフォルニア州サンノゼで行われた開発者向けのWWDC 2019(Apple Worldwide Developers Conference)のキーノート(基調講演)において、tvOS、watchOS、iOS、OS Xなどの新バージョンに関する発表を行った。

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 アップルは、この基調講演においてApple TVのtvOS 13、Apple WatchのwatchOS 6、iPhone、iPad用のiOS 13、OS X 10.15へのバージョンアップを発表した。このうち特に特徴的なのは、iPadのノートパソコン的な利用を想定した機能を充実させ、iPad OSとして独立させた点である。

 また、OS X 10.15においては、多機能化しすぎたiTunesを大幅に改変、「ミュージック」「ポッドキャスト」「TV」の3つの機能に分離したほか、よりiOSと一体化した開発環境なども用意されることになった。

 主な各OSバージョンアップの内容は発表順に以下のとおり。

●tvOS
 tvOS 13にバージョンアップされ、マルチユーザーに対応する。またApple MusicやApple Arcadeにも対応、大型TV画面での音楽やゲーム体験が強化される。

●watchOS
 watchOS 6にバージョンアップされ、より多くの文字盤画面が用意される。また本バージョンアップでは、健康とフィットネスに関しての機能が充実されたほか、Apple Watchから直AppStoreにアクセスできるようになっている。さらに開発側からは、iPhoneを必要としないWatchアプリを開発することもできるようになる。

●iOS
 iOSは順当にiOS 13へとバージョンアップされる。本バージョンアップでは、あらゆる部分でパフォーマンスが改善され、特にFace IDは発表によればこれまでより30%高速化がはかられている。

 さらに機能面では、システムやアプリの背景が黒などの暗い色調となるダークモードに対応、新しいデザインが提供される。

 セキュリティ面では、SNSへの紐付けからのプライバシーへの懸念を払拭する、Sign in with Appleを新しく提案、生体認証でプライバシーを提供せずに他のサービスへログインできることになる。その際メールアドレスの提供を求めるサービスについては、Apple側でランダムにメールアドレスを生成するオプションを選択することもできるようになる。

●iPadOS
 iPadのハードウェアに特化して設計された新しいiPadOSが発表され、よりノートパソコンに近い利用シーンを想定した設計となっている。新OSでは、画面上にNoteやWordなどのサードパーティアプリも含め2つのウィンドウを表示可能にし、マルチタスク機能が強化。Filesにはカラムビューモードを搭載、iClowdドライブがフォルダシェアに対応、USBドライブなども共有ドライブとして表示されるようになった。

 また3本指によるピンチイン、ダブルピンチイン、ピンチアウト、スワイプにより、コピー、カット、ペースト、アンドゥに対応するなどUI関連の改善もはかられている。そのほか、サードパーティ製のフォントが、サードパーティ製アプリも含めて利用できるようなる。発表映像によれば、モリサワやAdobeのフォントのロゴも見受けられることから、これはデザイナーやエディターにとっては嬉しい機能だ。

●OS X
 Mac用のOS X 10.15はOSネームがCtalinaとなった。新バージョンでは、複雑になりすぎたiTunesの機能をApple Music、Apple Podcasts、Apple TVの3つに分割する。またSidecar機能が実装され、iPadをMacのセカンドディスプレーとして利用できるようになる。

 セキュリティ面ではGatekeeperがすべてのアプリケーションをチェックし、既知のセキュリティ問題がないかを確認。またユーザーの作成したデータにアクセスするためには、そのユーザーの許可が必要となる。

 その他の点として、iPadのアプリのコードを利用してMac用OS Xのアプリを開発することができるようになった。これにより、iPhone、iPad、Macのアプリ開発を1チームで行うことができるようなるため、よりアップル各デバイスの一体化がはかられることになる。

今回発表された新バージョンの各OSについては

・デベロッパーズベータ版は6月4日から
・パブリックベータは7月から
・正式リリース版は今秋

より、利用できるようになる。

財経新聞

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