リコーと理研、技術の実用化の“兆し”を察知するアルゴリズムを開発

2024年6月5日(水)21時17分 マイナビニュース

リコーと理化学研究所(理研)は6月4日、2023年に両者が共同研究により開発したアルゴリズムを応用し、特許と論文に共通して出現するキーワードを多重解析するアルゴリズムを開発したことを発表した。
同成果は、リコーの研究者に加え、理研 数理創造プログラム(iTHEMS)の青山秀明客員主管研究員、同・相馬亘客員研究員らが参加した共同研究チームによるもの。
近年、世の中の技術トレンドを網羅的かつ定量的に把握するため、データを活用したリサーチ手法の開発と活用が活発化している。リコーと理研は2023年6月、既存の技術文献データから新しいトレンドの変化点を定量的に測定し把握するアルゴリズムを、共同研究により開発している。
この共同研究では、時系列データ中に出現するキーワードの増減パターンを数値で判別できるアルゴリズムと、その可視化方法を開発。特許や論文などの技術文書に記載されているキーワードから、技術開発における新たな兆し・変化点を抽出できるようになったとする。しかしながら同アルゴリズムでは、抽出した兆しが研究の黎明期にあるものなのか、実用化に近づいている兆しなのかを定量的に判断することは困難だったという。
今回の研究では、大学や研究機関などのアカデミアによる研究がひと段落し、企業などのビジネスサイドで事業化フェーズに移行しつつある技術を「実用化の兆し」があるものとして定義。その兆しを「特許と論文に共通して出現するキーワードの座標計算」「座標の位置によるパターン分け」「特許・論文座標を結ぶリンクの長さの算出」の3つのステップで特定し、数値による判定を可能にしたとする。
なおリコーは、今回の開発技術について特許を出願済みとのこと。同社はこうした技術をを活用したデータドリブンなリサーチへの取り組みにより、研究開発におけるテーマ探索活動に対する網羅性やスピードの提供を強化し、新たな研究テーマの探索と価値の高い知的財産の創出に貢献していくとしている。

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