Google Homeで多機能スマートリモコン「RS-WFIREX3」を使って分かったこと シンプルな音声コマンドでエアコンを快適に操作可能

6月7日(木)7時36分 ITmedia PC USER

ラトックシステム「RS-WFIREX3」(左)とGoogle Home(右)

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 スマートスピーカーから音声でさまざまな家電製品を操作したいという要望に応えるのが「スマートリモコン」だ。ラトックシステムのスマートリモコン「RS-WFIREX3」は、エアコンの電源オン・オフだけでなく、運転モードの切り替えや温度調節といった細かな機能まで対応できる点で注目に値する。
 前回の記事ではAmazon Echoで使う場合について紹介したが、もちろんGoogle Homeでの利用にも対応している。音声コマンドにデバイス名を含めなくてはいけないといった制限はあるのだが、実はGoogle Home側の機能を使えば、デバイス名を省略して短い音声コマンドでコントロールすることも可能だ。その快適さはAmazon Echoとの組み合わせを上回る。
 今回はその具体的な設定方法から使い方、メリット・デメリットを紹介していく。なお、基本的なセットアップ手順については、前々回の記事を参照してほしい。
●Google Homeとの連携設定は画面数こそ多いが難しくはない
 Google Homeで使うための設定は、Amazon Echoにおけるカスタムスキルの設定とよく似ている。まずはざっと手順を見ていこう。
 まずはスマートフォンの「家電リモコン」アプリを起動してログイン。「Googleアシスタントの設定」を選び、Google Homeから操作したい家電を選ぶ。エアコンを選んだ場合、温度設定のオプション画面が表示されるので選択し、操作を完了させる。
 続いてGoogle Homeアプリを起動し、音声で「OK Google、家電リモコンにつないで」と呼び掛けると、Google Homeアプリの画面に「家電リモコンにリンク」というアクティビティが表示される。
 リンクをクリックするとメールアドレスとパスワードを入力する画面が表示されるので、指示に従って家電リモコンのメールアドレスとパスワードを使って認証を行い、Actions on Googleへの登録が完了すると操作可能になる。画面遷移の数は多いが、手順としてはそう難しくはない。
●ショートカット機能を使って音声コマンドを短縮
 RS-WFIREX3に音声コマンドで指示を出す方法は2通りある。1つは「OK Google、家電リモコンを使って○○して」と、直接呼び掛ける方法だ。音声コマンドの中に「家電リモコンを使って」と「○○して」という、デバイス名と命令の両方が入るのがポイントだ。デバイス名を省略して「OK Google、○○して」では反応しない。
 もう1つは、「OK Google、家電リモコンにつないで」で最初に接続を行い、家電リモコンの“中の人”を呼び出してから、具体的な操作を指示する方法だ。この場合、中の人が「次は何をしますか」と質問してくるので、それに対して指示する形になる。先ほどの方法のようにデバイス名と命令をまとめて1つの音声コマンドで伝えるのではなく、バラバラに伝えることになる。
 つまりどちらの方法でも、デバイス名を省略することができず、これだけだと非常に煩わしいわけだが、実はGoogle Homeが備える機能を使うことで、デバイス名を省くことができる。その機能とは、Google Homeの「ショートカット」機能だ。
 その名の通り音声コマンドのショートカットを作成できる機能で、デバイス名を含む音声コマンドからデバイス名を取り除いたり、あるいは文言そのものを言いやすいようカスタマイズしたりできる。あまり短くしすぎて別の音声コマンドと誤認されないようにだけ注意すれば、自由度は非常に高い。
●機能よりも使い勝手や設定のしやすさにスマートさを
 以上のように、Google Homeのショートカット機能を併用することで、かなり快適に使えるようになる。前回のAmazon Echoとの組み合わせでは、反応するまでのレスポンスの遅さが課題だったが、このGoogle Homeとの組み合わせでは、筆者の環境ではそこまで遅いとは感じられない。
 そんなわけで、もしAmazon EchoとGoogle Homeが両方使える環境にあるのなら、エアコン単体の操作についてはGoogle Homeを使った方が快適かもしれない。
 現時点での問題点はやはり、家電リモコン自体のセットアップも含めて、設定手順が複雑、かつ難解であることだ。Amazon Echoと組み合わせる場合にもいえることだが、その原因は、アプリにせよマニュアルにせよ、あれこれ詳しく説明しようとしすぎて情報量が膨大になっていることに尽きる。
 設定している間は意味がさっぱり分からず、設定ができた後に目を通して「なるほどそういう意味だったんだ」と分かる項目があまりにも多い。発売後に機能が続々と追加されて一段落ついた格好のRS-WFIREX3だが、今何より求められるのは、機能の追加よりも、こうした分かりやすさの部分の改善だと感じる。使い勝手や設定のしやすさにおいても、スマートさを追求してほしいと切に願う。
【連載:山口真弘のスマートスピーカー暮らし,ITmedia】

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