東北エプソンがプリンタヘッドの製造工場を拡張、投資額は約51億円を予定

2024年6月12日(水)18時58分 マイナビニュース

セイコーエプソンのグループ会社である東北エプソンは6月12日、インクジェットプリンタ用ヘッド(プリンタヘッド)を製造する新工場の建設を開始したことを発表した。
建設地は山形県酒田市の東北エプソン敷地内で、投資額は約51億円を予定。2024年6月15日に着工し、2025年9月末の竣工を目指すとしており、これにより東北エプソンにおけるプリントヘッドの生産能力を現在の4倍程度にまで拡大することが見込みだという。
今回の投資は、新興国や北米での大容量インクタンク搭載プリンタ需要の継続や、オフィス向け高速機の伸長など、ヘッドの外販ビジネスを含め全世界でのインクジェットプリンタ需要が高まりを見せていくとの判断によるもの。東北エプソンでは、1995年にプリントヘッド(CHIPSヘッド)の生産を開始して以降、2013年6月にはインクを吐出するノズルのひとつひとつを異なる制御で、数ピコリットルレベルのインク滴を1秒間に5万発発射することを可能とする「PrecisionCore(プレシジョンコア)マイクロTFP(Thin Film Piezo)プリントヘッド」(PrecisionCoreプリントヘッド)の後工程生産ラインを構築、量産を行ってきており、先行してインクジェットプリンタのコア技術となる「マイクロTFPプリントチップ」の前工程生産能力拡充を図っている長野県塩尻市の広丘事業所の動きに対応するものとなる。
同社では同じくPrecisionCoreプリントヘッドの後工程を担当する秋田エプソンの10号棟とともに、安定生産を実現するための機種別生産割り付けを行い、BCP対応として主流機種の両拠点での生産やライン共用による生産変動に柔軟に対応することで生産性向上を図るとしており、今後のPrecisionCoreプリントヘッド搭載のインクジェットプリンタの需要増加による製品ラインアップ強化などへの対応を図っていくとする。
なお、建設される新棟は、新規設計の工程による省人化・省スペース化を図り、工程内在庫の最小化や自動運搬ロボットの導入、効率的レイアウトなどにより、作業者の負荷を低減する工夫を施すことで、これからの製造業における課題に対応し、働きやすさと高効率生産を両立する未来工場を目指すとしている。

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