はじめてのデータ移行|AndroidからiPhoneへの乗り換えで知っておきたい基礎編
2019年8月1日(木)13時0分 しむぐらし by BIGLOBE
”AndroidからiOSに乗り換え”、またはその逆など、異なるOS間での端末乗り換えは、データの移行方法が少し複雑になるため、戸惑ってしまうことがあります。
ここでは、AndroidからiOSに乗り換えるときのデータ移動方法と注意点について、基礎となる情報をまとめます。
AndroidからiOSに乗り換え!データ移行の方法は?
AndroidからiPhoneに乗り換えるとき、どのようなデータ移行方法があるのか知っておくと、迷うことも少なくなります。
Move to iOSを使う
AndroidからiPhoneに乗り換えるツールとして、Appleが「Move to iOS」という無料アプリを提供しています。連絡先、メッセージの履歴、カメラで撮った写真やビデオ、Web のブックマーク、メールアカウント、カレンダーなどが引き継げます。
アプリの使用方法は、こちらの記事で紹介しています。
アプリ内データの引き継ぎ方3パターン
「Move to iOS」では、iOSからiOSへ乗り換えるときのように、アプリ内のデータまでは引き継げません。また、iOSではおサイフケータイ自体が使用できませんので、SuicaやQUICKPay、iDなどはiOSのApple Payに設定が必要です。
各アプリでデータ引き継ぎ方法が異なりますが、アプリのデータ引き継ぎ方法は大きく分けると以下の3つに分類できます。
1.ID/パスワードにひもづいているパターン
もっとも多いのが、ID/パスワードにひもづいているパターンです。TwitterやInstagramなどのSNS、会員カードやポイントカードアプリなどがこのパターンを採用しています。
2.ID/パスワード+引き継ぎコードが必要なパターン
引き継ぎの際に、古い端末で引き継ぎコードを発行して、新しい端末のログイン時にID/パスワードに加えて、引き継ぎコードを入力する、といったパターンがあります。ゲームアプリによく採用されています。
3.特殊なパターン
LINEや電子決済アプリ、ネットバンクのアプリなどが該当します。
ID/パスワードだけでなく、二段階認証を採用したり、引き継ぐボタンをオンにしたりする必要があります。独自の引き継ぎ方法があり、やや複雑なため、アプリごとにデータ引き継ぎに関するガイドを一読しておいた方がいいでしょう。
LINEの引き継ぎ方法はこちらの記事を参考にして下さい。
異なるOS間の乗り換えはアプリにより引き継げないデータがある
例えば、ゲームアプリ内で使えるコインやチケット、LINEのトーク履歴などは、異なるOS間でのデータ移動ができません。
また、ガラケーやAndroidのモバイルSuicaからiOSのApple PayのSuicaへは引き継ぎができるものの、逆の場合は引き継ぎができません。
その他にも、異なるOS間では引き継ぎできない項目がアプリごとに違いますので、ゲームアプリやメッセージアプリなどは慎重にデータ引き継ぎすることをおすすめします。
OSの異なる機種へ乗り換えるときはデータ引き継ぎも確認しておこう
OSの違う機種を乗り換えるときは、データの引き継ぎ方法も確認しておくと安心です。さらに、データの引き継ぎ方にもいくつかパターンがあることを知っておくと、それぞれのアプリの設定で迷うことも少なくなりますよ。
新しい端末に乗り換えるときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。