富士通、生産性向上を支援するデジタル生産準備ツールの最新版

8月5日(月)18時26分 マイナビニュース

富士通は8月5日、デジタルプロセスが開発した製品の組立工程を支援するデジタル生産準備ツール「FUJITSU Manufacturing Industry Solution VPS(Virtual Product and Process Simulator)」の新バージョン「V15L21」を販売開始した。価格はゼリ別で400万円(1ライセンス単位)、2020年度末までに売り上げ50億円を計画している。

最新版の主な特徴として「工程ツリー画面による組立工程の流れを考慮した工程計画の実」「個々の工程における各種製造情報を表示、関連システムとの連携」「工程分担リスト機能により、作業量の全体最適化を実現」の3点を挙げている。

組立工程の流れを考慮した工程計画の実現では、従来のバージョンでは製品構成に基づいた組み立て順序を製造フロー画面として作成し表示していましたが、最新版では何を、どの部品で、どこで、どのように組み立てるのかといった製造情報を工程ごとに集約し、工程の順番や階層構造を工程ツリー画面として一覧で表示する機能を新たに追加した。

工程計画者は、製造フロー画面上での作業の順番や階層に影響せず、工程ツリー画面で工程内の作業順番や階層を変更することができるため、事前にできる作業や並行してできる作業を考慮した工程計画を立てることが可能なほか、背景に工場の平面図を取り込み、作業場所に各工程をレイアウトした工程ブロック図を表示することも可能。これらの新機能により、工程計画者は工程全体の関係や流れを作業場所の位置関係も含めて計画を検討することができるという。

関連システムとの連携については、工程ツリー画面での一覧表示から個々の工程ごとに付加された部品の一覧や保管場所、工数や工程全体に掛かる時間などの属性一覧表示への切り替え機能により、必要な工程情報を容易に引き出し、精度の高い工程計画を効率的に行うことを可能としている。

また、各工程で使用される部品情報の表示や関連するシステムへの出力機能も搭載しているため、例えば部品供給を管理するシステムに該当する工程の作業が行われる場所、使用する部品の種類と数量をはじめとした情報を連携させることで、これまで個別に供給部品リストを作成していた作業の効率化が図れる。これにより、計画時間の削減や計画精度向上を実現することに加え、類似製品の計画や別工場での同製品の生産計画時などに工程情報の流用を容易に行うことができるという。

作業量の全体最適に関しては、作業者や設備などリソース別に割り当てた合計工数を比較し、人数や生産台数別など複数パターンの検討を支援する工程分担機能を搭載し、工程計画者はリソースバランスを考慮した作業計画を立てることができ、生産現場の最適化と生産性向上を図ることを可能としている。これらの新機能で作成した工程情報は、同社が無償で提供している「VPS Viewer」でも閲覧することができ、VPSを簡易的なBOP((Bill of Process))として利用することもできるという。

マイナビニュース

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