ルネサス、EV/HEV向け14セル対応バッテリマネジメントICを発売

8月8日(木)12時25分 マイナビニュース

ルネサス エレクトロニクスは8月8日、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の電池寿命と航続距離の最大化に貢献する第4世代のリチウムイオンバッテリマネジメントIC「ISL78714」を発売した。

同製品は、最大14セルの直列接続された電池に対し、自動車用途で求められる温度範囲において±2mVの精度で電圧監視とバランシングを行うことが可能なマネジメントIC。14ビットA/Dコンバータと、最大6ch(内2chは汎用I/Oとしても利用可)の外部温度入力、主要機能に対する故障検知と診断機能などを備えていることから、正確な電圧レベルに基づいた判定を行うバッテリマネジメントシステム(BMS)の構築が可能になると同社では説明しているほか、搭載している安全機能により、BMSを自動車用機能安全規格「ISO 26262」におけるASIL Dに対応させることをサポートするともしている。

さらに、独自のデイジーチェーンにより、低コストのキャパシタ絶縁またはトランス絶縁、あるいはその両方を組み合わせ、ツイストペアケーブルを用いて複数のバッテリパックをスタックすることで、バッテリを最大420セルまで接続することが可能(同製品を30個使用)。ホットプラグや過渡電圧への耐性を備えており、制御用マイコンとの通信に失敗した場合には、ウォッチドッグタイマにより、自動的に同製品のシャットダウンが行われ、事故などを防ぐことを可能としている。

なお、同製品はすでに量産出荷中で、リファレンスデザインキットとして、ISL78714を5個とRH850/P1Mマイコン1個を搭載し、70セルのバランシングを行う評価プラットフォームも提供される。このリファレンスデザインキットでは、CANおよびUART経由でのセットアップとデータログ取得が可能なほか、GUIツール、Altiumレイアウトファイル、およびRH850周辺機能とISL78714を駆動するためのソフトウェアドライバも付属しており、これらを活用することで、RH850マイコンへのソフトウェア移植や、バッテリパックのサイズに応じたスケール変更が容易になり、BMSの開発期間を最大1年間短縮することができるようになると同社では説明している。

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