国産XRグラス「ミルザ」秋発売、24万8000円 NTTコノキューデバイスから

2024年9月9日(月)19時17分 ITmedia NEWS

「MiRZA(ミルザ)」。型番は「XRD-T01」(発表資料より)

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 NTTコノキューとシャープが昨年設立したNTTコノキューデバイス(東京都千代田区)は9月9日、XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を発表した。秋からNTTグループを通じ、法人、個人の両方に向けて販売する。価格は24万8000円。
 企画から製造まで国内でまかなった国産XRグラス。Qualcommのチップセット「Snapdragon AR2 Gen1」を製品として初めて搭載した。
 Bluetooth 5.0や無線LAN(Wi-Fi 6E)でスマートフォンと接続し、風景に複数の画面を配置できる。解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)。Micro-OLEDと韓国LetinAR製の光学モジュールを組み合わせ、45度の視野角と約1000nitsの明るさを実現した。「グラスを通して実際の風景を見ながら3D空間もクリアに視認できる」としている。
 動作確認済みのスマートフォンは、シャープ「AQUOS R9 SH-51E」(ドコモ取り扱い)。その他の対応機種については順次公開する予定だ。
 加速度センサーやジャイロ、空間認識用のカメラなども備え、6DoFコンテンツ(ユーザーの物理的移動を伴うVRコンテンツ)にも対応。本体にはシェード(全遮光、ハーフ遮光)も付属する。
 本体重量はバッテリー込みで約125g。明るさを最大にするなど負荷の高い使い方でも連続1時間から1時間半は駆動できるという。充電にはUSB Type-Cケーブルを使用。2時間以下でフル充電できるとしている。
 コノキューでは、ミルザを個人、法人の両方で販売する考え。個人向けには、全国のドコモショップやドコモオンラインショップ、Amazonなどで販売する予定だ。
 法人向けにはNTTコミュニケーションズを通じて販売する。利用シーンやソリューション拡充を目的に法人パートナーも募集。製品発売時に「NTTコノキュー MiRZAソリューションパートナー」サイトを開設し、最新情報の提供など各種プログラムを提供するなど支援体制を整える。コノキューが展開する遠隔支援ソリューション「NTT XR Real Support」にも対応した。

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