デンソー、善明製作所にデジタル化による24時間無人稼働の工場建設を計画
2024年9月9日(月)14時7分 マイナビニュース
デンソーは9月9日、同社善明製作所の敷地を拡張する形で新工場の建設を行う計画であることを発表した。
新工場は、同社の次世代工場のコンセプトを、工場の構想段階から織り込んだ初めての工場という位置づけで、デジタルインフラと自動化技術の導入による無人稼働を実現。工場内に設置したカメラやセンサで設備やモノの流れを常時監視し、設備停止につながる予兆を検知した場合は、遠隔にて状況を判断し、設備の停止前に対応することで、生産ラインの24時間稼働を目指すとしている。また、そうした生産ラインの無人化のみならず、材料や部品などの荷卸から工場内での搬送、材料の補給・投入、製品出荷のための梱包までをも自動化することで全体的な無人化を目指すとしている。
さらに、製品を構成する部品やそれらの材料を標準化し、設備組み換えが容易な生産ラインと組み合わせ、1つのラインで多品種の生産を実現し、製品の種類や量の変動にスピーディかつ柔軟に対応するフレキシブル生産システムの構築も進めることを前提に、生産設備を構成する部品やユニットを標準化するほか、加工プログラムの標準化も進め、ソフトウェアの互換性を高めることで、設備の新設や組み換えといった生産準備にかかる時間の短縮も図っていくとする。
加えて、デジタルツイン技術に基づく仮想空間にも工場を構築。設備製作前に設備の動作をシミュレーションすることで事前検証を行い、効率的でムダのない生産システム構築の構築を図るとするほか、これまでのモノづくりを通じて蓄積してきた現場のノウハウを形式知化し、誰もが使えるようにデータベース化し、そのデータベースを活用することで、より高いレベルの自動化を推進し、スピーディーに改善サイクルを回し、モノづくりの進化を促進することも目指すとしている。
同社では、こうした取り組みを通じて、工場で働く一人ひとりが人にしかできない創造性の高い仕事に従事する働き方を提案していくとしている。
なお、新工場は2025年度上期に着工し、2027年1月に竣工、2028年度上期から生産を開始する予定。生産品目は電動化およびADAS制御用ECUの製造としており、敷地面積は約51万m2、工場面積は約5万6000m2。工場建屋の総投資額は約690億円を計画しているという。
新工場は、同社の次世代工場のコンセプトを、工場の構想段階から織り込んだ初めての工場という位置づけで、デジタルインフラと自動化技術の導入による無人稼働を実現。工場内に設置したカメラやセンサで設備やモノの流れを常時監視し、設備停止につながる予兆を検知した場合は、遠隔にて状況を判断し、設備の停止前に対応することで、生産ラインの24時間稼働を目指すとしている。また、そうした生産ラインの無人化のみならず、材料や部品などの荷卸から工場内での搬送、材料の補給・投入、製品出荷のための梱包までをも自動化することで全体的な無人化を目指すとしている。
さらに、製品を構成する部品やそれらの材料を標準化し、設備組み換えが容易な生産ラインと組み合わせ、1つのラインで多品種の生産を実現し、製品の種類や量の変動にスピーディかつ柔軟に対応するフレキシブル生産システムの構築も進めることを前提に、生産設備を構成する部品やユニットを標準化するほか、加工プログラムの標準化も進め、ソフトウェアの互換性を高めることで、設備の新設や組み換えといった生産準備にかかる時間の短縮も図っていくとする。
加えて、デジタルツイン技術に基づく仮想空間にも工場を構築。設備製作前に設備の動作をシミュレーションすることで事前検証を行い、効率的でムダのない生産システム構築の構築を図るとするほか、これまでのモノづくりを通じて蓄積してきた現場のノウハウを形式知化し、誰もが使えるようにデータベース化し、そのデータベースを活用することで、より高いレベルの自動化を推進し、スピーディーに改善サイクルを回し、モノづくりの進化を促進することも目指すとしている。
同社では、こうした取り組みを通じて、工場で働く一人ひとりが人にしかできない創造性の高い仕事に従事する働き方を提案していくとしている。
なお、新工場は2025年度上期に着工し、2027年1月に竣工、2028年度上期から生産を開始する予定。生産品目は電動化およびADAS制御用ECUの製造としており、敷地面積は約51万m2、工場面積は約5万6000m2。工場建屋の総投資額は約690億円を計画しているという。