Wear OSのスマートウォッチが変わる!パワフル省電力なSnapdragon Wear 3100がリリース

9月11日(火)19時0分 GIZMODO


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Photo: Qualcomm

待ってろ、Apple Watch…?

スマートウォッチ業界が、いまいち盛り上がらないのは、かつての「Android Wear」をOSに採用した製品群の出来栄えに課題を抱えていたためともいわれます。でも、いまや、新しくなった「Wear OS」は、Google(グーグル)が力を入れて、UI(ユーザーインターフェース)も刷新され、よりヘルスケアやフィットネス分野でも威力を発揮するようになりました。入力画面が限られるスマートウォッチでカギを握る、音声アシスタントの「Google Assistant」も、さらにかしこく使いやすくなっています。あとは、これを最大限に活用できる製品の登場を待つのみなんですよね。

Apple(アップル)が、ソフトウェアもハードウェアも一括開発して進化するApple Watchとは異なり、Wear OSのスマートウォッチには、いくらソフトウェアが改良されても、なかなかハードウェアが追いついてこないという問題が存在しています。これまで主流のチップセットといえば、Qualcomm(クアルコム)製の「Snapdragon Wear 2100」だったのですが、もう2年以上もアップデートされていません。おまけに、Snapdragon Wear 2100がリリースされたのは2016年2月ですけど、実際にベースとなっているのは、そのさらに1世代前の「Snapdragon 400」だったということですから、これでは何年たってもスマートウォッチは進化できませんね〜。


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Photo: Qualcomm

ところが、Qualcommが満を持してリリースしてきた最新の「Snapdragon Wear 3100」は、Wear OSの抱えていた非力なハードウェアという難題を一気に解消! 前モデルのSnapdragon Wear 2100がシングルコアだったのに対して、A7プロセッサはクアッドコアへとパワーアップしています。そもそもかつてのチップセットは、基本的にスマートフォン向けに開発されたものを、スマートウォッチにも合うように軽量化されただけだけでした。それをSnapdragon Wear 3100は、スマートウォッチのために1から設計しなおして誕生したチップセットなんです。


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Photo: Qualcomm

こうしてスマートウォッチ向けに開発が進められたSnapdragon Wear 3100の最大の特徴は、バッテリー寿命の大幅な向上でしょう。ただSnapdragon Wear 2100から載せかえるだけでも、バッテリーは4〜12時間も持ちがよくなるとされています。バッテリーサイズなどを工夫すれば、最大で2日半は充電せずに使い続けられる、高性能なWear OSに最適なスマートウォッチが登場するとされていますね。

さらに、新たなDSPの搭載やNFCチップの小型化、4G通信機能の改良などなど、メーカー側の工夫次第で、とても魅力的なスマートウォッチを生み出せるベースが目白押しです。母艦となるスマートフォンとのペアリングなしでも、単体で使い続けられるモデルが簡単に実現するほか、スマートウォッチをかざすだけで支払いが完了する、おサイフケータイ機能も標準装備可能ですよ。


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Photo: Qualcomm

スマートフォンメーカーのみならず、近年はルイ・ヴィトンやモンブラン、FOSSILなどなど、おしゃれなファッションブランド系のリリースも続いていた、Wear OSのスマートウォッチ。新たな高性能のSnapdragon Wear 3100によって、ガジェットそのものの高機能化を狙ったメーカーのラインナップが充実するかもしれませんし、よりファッション性を追求したモデルが並ぶやもしれません。

すでにモンブランは、Snapdragon Wear 3100を採用した「Summit 2」を来月発売するとアナウンスしています。900ドルという、日本円にして10万円前後の高級ブランドウォッチとなる予定ですが、これからどんな魅力的なモデルが姿を現わすのか、スマートウォッチのリリースラッシュに期待したいところですね。

Source: Qualcomm

GIZMODO

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