銃乱射事件が後を絶たないアメリカ。被害を最小限に抑える学校を建設中

9月14日(土)20時0分 GIZMODO


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Image: NBC News/YouTube
建設中のミシガン州の高校で、銃撃犯から身を隠せる場所をみせるBob Szymoniak工事監督
事件が起きる前提の世界…。

全米中の学校ではロックダウンドリル(侵入者対策の訓練)を行なうことが当たり前になりました。来る日も来る日も、銃乱射事件の脅威に取り組むしかないからです。しかし、銃乱射事件の被害者数を最小限にとどめるために新たな仕様で設計されている高校があるんだとか。子どもたちが通う学校の設計に銃乱射事件への対策を盛り込む必要があるというのは現実として受け入れがたい話ですが、NBC Newsが動画で紹介しています。

学校の設計による銃乱射事件への対策NBC Newsはミシガン州フルーツポートにある新設の学校を取材。そこは銃乱射事件が起きた際に、生徒たちが身を隠せる場所ができるよう設計された学校でした。政治家たちは全米の学生たちを守るための対策を何も講じていませんが、学校の管理職らは銃器に対して本当の意味での安全対策を行なうには無力だと感じながらも、政治的な問題に対して設計による解決策を見出そうと先を急いでいます。

映像を見ていて胸が痛くなります。他の豊かな国々ではこんな予防策は一切いりませんからね。

「ロッカーは廊下から撤去して、代わりに先生たちが900名の生徒をひと目で見られるよう、共用エリアに背の低いロッカーを設置しました」


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Image: NBC News/YouTube

「カーブになっているのはいくつかの理由があります。その1つは銃撃犯が見通せる範囲を遮ること」


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Image: NBC News/YouTube

「廊下に脅威があった場合に、生徒たちが隠れられるよう安全確保のためにこのような袖壁を導入」


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Image: NBC News/YouTube

「ミシガン州警察からの補助金で、窓の耐衝撃用フィルムと学内の特定の区画を封鎖する特別なシステムを購入しました」


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Image: NBC News/YouTube

「教室の中にも、重要な袖壁があります。万が一、銃撃犯がいても、ここにいれば犯人からは見えません」


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Image: NBC News/YouTube

「そのとおり、ここには30人ほどの生徒を気付かれることなく匿えます」

本当に子どもたちにとって安全なの?この映像では、もし学校の銃撃犯が封鎖メカニズムへアクセスできたとしたら?という点を指摘していませんでした。おそらく、封鎖システムをコントロールするためのパネルのようなものが存在すると思われますが、銃撃犯が同じシステムを利用して、何百人もの子どもを一カ所に閉じ込めて発砲することもできるということ。

先生たちが一度に900人の生徒を見ることができる「共用エリア」がありましたからね…。銃撃犯がこの封鎖システムへのアクセスを得て子どもたちを閉じ込めてアサルトライフルで殺す前に、どう食い止めるのでしょうか? この安全システムに対しては、このような疑問が何百と浮かびますし、生徒の安全を脅かしかねません。

2019年だけでも297件。アメリカの銃乱射事件の現状銃乱射事件はアメリカ独自の問題ですが、政治家たちは国民にどうすることもできないと言い続けています。共和党は「メンタルヘルスの問題」だと言い続ける一方で、襲撃用の武器は生活の一部だと言い張っています。しかし、世界中のどの国にもメンタルヘルスの問題で苦しんでいる人はいます。1つの先進国だけが、銃乱射によって17カ月の赤ん坊が重傷を負って、悲劇的だけれど人生の避けられない部分としてただ受け入れられるような銃絡みの問題を抱えているのです。

アメリカでは8月31日の時点で、今年だけで297件の銃乱射事件が発生しており、1つの事件につき少なくとも4人が銃器によって負傷あるいは死亡しています。教会や学校内での銃撃事件がメディアの注目を集めがちですが、銃乱射事件の大半は銃規制の問題としてそれほどメディアの注目を得ていません。

例えば今月の初めには、アラバマ州で14歳の少年が自身の家族5人を銃殺する事件がありました。全米ライフル協会(NRA)は、事件現場にもっと銃があればよかったんだと言うでしょう。銃を持った悪人を止められるのは銃を持った善人だけだからとね。あるいは、何であれその日に考え付いた他のデタラメな主張を言うのでしょう。

銃乱射事件をはじめ、見ているだけでつらくなるようなニュースが後を絶ちません。報道を見ていてしんどいなと感じるなら、自分の心の健康のためにも報道から距離を取ったって良いのです。そんな時はわんこの面白映像なんかでほのぼのと気分転換しましょ。

Source: YouTube(1, 2), CNN(1, 2), Wikipedia,

GIZMODO

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