「『毒メシ』をやめて成績アップ!」レタスクラブ記事が物議 説明なく削除→謝罪「唐揚げを否定するようなコンテンツを...」

9月18日(金)20時36分 J-CASTニュース

生活情報サイト「レタスクラブニュース」が2020年9月17日に配信した記事「『毒メシ』をやめて成績アップ!子どもが天才になる食事」が突如、削除された。

子どもの学力向上を妨げる原因に「毒メシ」を挙げ、食生活改善の必要性を訴える内容だが、SNS上では懐疑的な声が広がっていた。

「腸や脳に炎症を引き起こす」

記事は、マンガ形式で展開する。見出しに(1)との通し番号があり、連載の初回とみられる。

主な内容はこうだ。学習塾で指導する講師が、瞑想中などに落ち着きのない生徒を見つける。授業後の休憩中、この生徒が唐揚げ弁当を食べており、「今日も唐揚げ弁当か」と声をかけると、「唐揚げ大好きなんだもん!」と返事があった。

講師が「もしかしたら食べるものと子どもたちの学力には何か関係があるかもしれない」と考えていると、見知らぬ男性がいきなり現れ、「そうなんだよ兄さん!現代の子どもたちの食べているものの多くが『毒メシ』なんだ!」と同意した。

マンガによれば、学力向上を妨げる要因の一つは「毒メシ」だといい、勉強の前に「健康的な頭脳を取り戻すことが必要」だと断言する。

「毒メシ」がどのような食品を指すのかは明らかにしていないが、「腸や脳に炎症を引き起こす」「血糖値のコントロール機能を破壊する」「体から栄養を奪い取り、毒を与える」と特徴を説明している。

その後、母親が子どものために弁当を作る描写が挟まれる。2か月後、落ち着きのなかった生徒の集中力は高まり、テストで100点を取った——。とのストーリーだ。

「精神疾患やアレルギー、アトピーなどの症状を引き起こす原因に」

記事は、KADOKAWAの新刊を基にして書かれている。

記事には「話題の書籍『子どもが天才になる食事』から、子どもの能力をぐんぐん伸ばす食事改善のメソッドを公開します」との記述があり、この書籍は9月17日に刊行された『子どもが天才になる食事 2週間で脳が生まれ変わり成績アップ!』を指す。レタスクラブニュースはKADOKAWAが運営しており、記事は同書の宣伝が目的とみられる。

本の著者は、中学受験専門塾を経営する菊池洋匡氏と、鍼灸院を経営する菊池則公氏。高濃度ビタミンC点滴療法学会理事などを務める医師の宮澤賢史氏が監修した。

プレスリリースによれば、本では子どもの能力を奪う食事を「毒メシ」、能力を開花させる食事を「受かるメシ」と名付け、前者の例として

・牛乳やヨーグルトなど多くの「乳製品」を含むもの
・マグロなど「水銀」を含む大型魚
・菓子パンやチョコレートなど「トランス脂肪酸」を多く含むもの

後者は、

・ゴボウやワカメ、アボカドなど食物繊維を多く含むもの
・パンと比べグルテンが少ないご飯
・ニンニクやブロッコリー、白菜など解毒作用効果のある「イソチオアネート」を含むもの

を示している。

毒メシの弊害として「成績が伸びないどころか、精神疾患やアレルギー、アトピーなどの症状を引き起こす原因にもなるそうです。また、IQを下げるだけでなく、様々な発達障害をも引き起こしてしまう事も研究結果で明らか」と説明し、反対に「受かるメシ」は、「あるお子さんは2週間もしないうちに集中力がアップ。成績もどんどんアップしていき1年後にはとうとう東京大学に受かってしまったそうです」とエピソードとともにメリットを伝えた。

レタスクラブニュースの記事内容をめぐっては、SNS上で懐疑的な見方が広がり、ツイッターで話題のキーワードをランキング化する「Yahoo!リアルタイム検索」で「毒メシ」が1位(18日夕時点)となった。

そうした声を受けてか、同日に読者への説明がないまま記事は削除された。

その後18日20時すぎ、レタスクラブ公式ツイッターを更新。削除理由を「反響の大きさから、驚いて削除の対応をしてしまいました。後ほど、記事を復活いたします」と説明し、「唐揚げを否定するようなコンテンツを掲載してしまったこと、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

その上で、「改めて、栄養の観点から『唐揚げ』について専門家に取材し、記事をアップすることでメディアとしての見解をお伝えしたいと思います」と検証記事を配信する意向を伝えた。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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