「ポケモンGO」の最大レベル到達で何が変わる?

10月8日(日)6時0分 ITmedia LifeStyle

レベル40到達の瞬間!

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 「Pokemon GO(ポケモンGO)」がリリースされたのが2016年7月。そこから1年がたち、現時点でのトレーナー最大レベルである「レベル40」へとようやく到達した。1つの目標ではあったものの、いざ到達してみるとなかなか感慨深いものがある。
 ポケモンGOにおけるレベル40到達者は、ゲームのリリースから半年ほどたった今春ごろからかなり見かけるようになり、今ではそれほど珍しい存在ではないが、まだまだ遠い道のりで想像がつかない人も多いはずだ。
 果たしてレベル40に到達した後、ポケモンGOのプレイスタイルはどのように変わるのだろうか。レベル40に到達してから約1カ月間、プレイを続けた結果をレポートする。

●レベル40を超えると獲得XPのゲージが消滅

 レベルが40に到達すると、アプリの画面に幾つか変化が現れる。まず、マップビューの左下にあるトレーナーの経験値(XP)ゲージが最大値を指したまま固定となる。併せて、プロフィール画面に表示される進捗バーからはXPの表示が消滅する。これ以上XPを稼いでもレベルは上がりませんよ、という状態が明確に示されるわけだ。
 ただし変わるのは実質そこだけで、ポケモンを捕まえたり、進化させたり、あるいはジムバトルやレイドバトルをしたりなどのプレイは、それまでと一切変わらずに行える。
 またレベルこそ上がらないものの獲得したXPはきちんと記録されており、レベル40到達時の値(2000万XP)を超えてさらに増え続ける。
 【訂正:2017年10月8日午後10時 記事初出時、カウントされるXP上限について誤った表記があったため削除しました】
 このことから、いずれトレーナーのレベル上限が解放されることを期待し、レベル40到達後もXP獲得にせっせと励んでいる人もいるが、現時点ではレベルキャップ解放に関する具体的な情報は一切なく、また仮にレベルキャップが解放になる場合もその時点で上限を超えているXPがそのまま反映されるかは分からない。
 それゆえ、レベル40を過ぎて以降は、ポケモンの捕獲などで意識せずたまっていくのならまだしも、能動的にXP稼ぎをする必要はないというのが筆者の考えだ。

●「すなを……すなをクレメンス……」

 ではレベル40を超えたら、何をすることになるのか。ポケモン図鑑埋め、メダル収集といった個別の目標はさておき、さしあたって必要になるのは「ほしのすな」の収集だ。正確に言うと、次に何をするにもほしのすなが必要になるため、ほしのすなの収集に追い立てられる羽目になる、と表現したほうが正しい。
 実のところ、レベル40を超えてから「ほしのすな」不足は一層深刻な問題になる。
 というのも、それまでであればポケモンを捕まえると、XPとともにほしのすなが自動的にたまっていったのが、XP稼ぎが不要になってポケモンを捕まえなくなると、ほしのすなの供給ルートまでもが絶たれた状態になるからだ。定年を迎えて悠々自適の生活を始めようと思ったのに年金収入がなくなったようなものだ。
 レベルが40に到達するほどのトレーナーであれば、ポケモン図鑑はほぼ埋まった状態にあり、さしあたっての目標は(現在であれば)レイドバトルで入手できる伝説ポケモンの収集ということになる。
 しかし、レイドバトルで勝利するためには戦力となるポケモンの育成が不可欠であり、それには大量のほしのすなが必要だ。そのためトレーナーは、レベル40になっても引き続きポケモンの収集や、たまごふ化に精を出さざるを得なくなるわけだ。
 また、ポケモンのレベルが上がると、進化に必要なほしのすながどんどん多くなっていくのも、ほしのすな不足に拍車を掛ける。
 ポケモンを1回強化するために必要なほしのすなは、最初のうちは「200」だが、最終的には「9000」にまで膨れ上がる。同時に必要になるポケモンのアメについては、今夏のアップデートで新しく加わった「ふしぎなアメ」で穴埋め可能になったが、ほしのすなについてはコツコツと収集するしかない。
 あらためておさらいしておくと、現在ほしのすなをゲットする方法としては、「ポケモンを捕まえる」「タマゴをふ化させる」に加えて「ジムに配置されているポケモンにきのみを与える」という方法があるが、たとえ課金したとしてもタマゴのふ化以外にほしのすな収集ペースを上げる方法はない。
 結果としてポケモンを捕まえ、距離を歩き、ジムに立ち寄るという、これまでと変わらない地道な作業が待ち受けているというわけだ。
 ちなみに筆者はレベル40到達時点ではほしのすなの手持ちが100万を超えており、レベル40を超えてレベルアップの必要がなくなれば、趣味ポケモンを進化させようと考えていたのだが、実際にはそれが全く不可能であることが分かった。
 本稿執筆時点ではちょうどほしのすな2倍のイベントが開催中だった(2017年10月3日で終了)が、頑張って6桁に乗せても、レイドバトルでゲットした高個体値のポケモンを1体進化させただけで終わってしまう。結果として、ほしのすなのストックは4桁と5桁を行ったり来たりという惨状だ。

●「ポッポマラソン」や「しあわせタマゴ」が不要に

 一方で、レベル40に到達してXPの獲得が不要となることで、しあわせタマゴを使ってポケモンを短時間にまとめて進化させる、いわゆる「ポッポマラソン」は不要になる。ポッポマラソンはおろか、500XPをゲットするためにポケモンを進化させる必要自体がなくなる。これがレベル40前後での最も大きな変化かもしれない。
 それゆえポケモンは、基本的には捕まえたその場で(あるいは集まったところで一気に)博士に送ってアメと交換することになる。将来的にアメ2倍のキャンペーンが行われるのを見越して手元にキープしておくという考え方もあるが、ボックスの上限もあるので難しい。
 アメが不要なポケモンはさっさと博士に送り、アメが2倍になるとうれしいポケモンはボックス上限までキープしておく……という両にらみが有効だろう。
 筆者が失敗したのは、しあわせタマゴを買い込みすぎて余らせてしまったことだ。半額キャンペーンの際に買い込んだため、コインの消費は最小限で済んでいるが、40個を超える在庫があったところにレベル40到達で4個が追加されたため、合わせて50個近い在庫が無駄になってしまった。
 もちろん、しあわせタマゴを使うことはできるのだが、使う必要がないありさまだ。もしレベル39も半ばとなったタイミングで40個も50個も余しているようであれば、大盤振る舞いで使ってしまったほうがよいだろう。

●俺たちの戦いはこれからだ

 ここからは余談になるが、1年1カ月かけてレベル40に到達して思うのは、よくこれだけポケモンGOへの興味が持続したな、ということだ。
 筆者はもともとゲームはほとんどしないうえ、いわゆる団塊ジュニア世代でポケモンブームのころには成人していたので、ポケモン関連作品の知識は全くなかった。
 実際、ポケモンGO以前に知っていたポケモンといえばピカチュウ、あと例の一件でポリゴンの名前を記憶しているくらいで、それ以外の知識は皆無に等しい。エヴァブームのころ、エヴァの楽曲を目当てで音楽番組を見ていたときに「めざせポケモンマスター」がよく流れていたのが記憶にあるくらいだ。
 それがポケモンGOをきっかけに、最初のテレビシリーズに興味を持って視聴したり(Amazonプライムビデオで無料になっていたのが大きい)、映画の最新作が初代のリメークだと聞いて見に行ったり、さらには放映中のテレビシリーズ「ポケットモンスター サン&ムーン」まで見始めたほどだ。
 最近のエピソードで初代シリーズのキャラクターであるカスミとタケシが再登場した際、「カスミとタケシなつかしいなー」などとつぶやいたりと、ここまで来ると記憶の捏造(ねつぞう)も甚だしい。そのうち小学生時代にゲームボーイで初代の「ポケットモンスター 赤・緑」をプレイしていた偽の思い出が醸成されるかもしれない。
 そんなわけで、ポケモン世代の人がよく発する「ポケモンの知識がないのにポケモンGOをやって楽しい?」という問いに対しては、自信を持って「楽しい」と言える。
 リアルタイムでゲーム、アニメと楽しんできた人に比べると深く楽しめていない部分はあるだろうが(例えば、バタフリーなどはアニメの「バイバイバタフリー」のエピソードを当時見たか否かで思い入れが全く違うというのはその通り)、それでもポケモン図鑑の収集、レベル上げ、ジムバトルなどなど、思い思いの楽しみ方ができる優秀なゲームだと思う。
 現在行われている伝説ポケモンの配布が終われば、いずれ第三世代のポケモンが登場するのだろうが、少なくともそこまではプレイし続けることになりそうだ。さしあたっては、ここ1年であからさまに老眼が進行したのが、ポケモンGOの影響である可能性が大であるため、足腰が強くなる代わりにこれ以上視力が衰えることがないよう、気を付けていきたいと考えている次第だ。
 最後になるが、「ユーザーが高齢化しており、若年層が全くついてきていない」とよく言われるポケモンGOだが、今回の記事執筆にあたって2016年9月、ゲームのリリースから1カ月後に東京上野の不忍池周辺で撮影した写真と、先日の横浜みなとみらいのイベントで撮影した写真を見比べてみたところ、ユーザーの年齢層はほとんど変化していないように感じられた。
 正確に言うと、高齢化というのはリリース1カ月後の時点で既に起こっていたようで、40代半ばである筆者よりも明らかに世代が上の人たちが多数見受けられる。
 その一方で、最近追加されたレイドバトルのせいか、これまであまり見られなかった10〜20代のユーザーの姿をちらほらと見かけるようになったのも、最近の変化の1つだ。
 リアルタイムでポケモンを経験していない上の世代を取り込むことには成功しているものの、10〜20代を取り込めていないと言われたポケモンGOだが、若干風向きが変わってきたようにも感じる。こうしたユーザー層にまつわるデータもまた1人のユーザーとして気になるところだ。
[山口真弘,ITmedia]

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