取ってこいではなく「早よ投げろ」? おもちゃを持ってくるのが大好きな猫

10月22日(火)9時0分 おたくま経済新聞


 犬におもちゃを投げて取りに行かせる、「取ってこーい」。大概の犬は好きですが、猫はというとおもちゃを投げるよりも何かにじゃれる方が好き、という子の方が多いかもしれません。しかし、この「取ってこーい」が好きすぎて何度もせがむ猫ちゃんが大きな話題になっています。

 ちまきちゃんという猫を飼っていたネットユーザーのツナさんの家に、今年の6月に保護された、「どんくさ」ちゃん。このどんくさちゃんが大好きなのが、「取ってこーい」遊び。

 「全然飽きてくれないから球出し機が欲しいこのごろ」と、その様子をツイッターに投稿したところ、多くのツイッター民の目を引き、10万回以上のリツイート、31.7万件ものいいねが付いています。

 ツナさんが「まきびし」と呼んでいる、猫が咥えやすい手作りお手玉みたいなおもちゃを投げると、ひらりとジャンプしながら走っていき、おもちゃを咥えたら悠然とツナさんの元へ戻っていきます。



 そして、ツナさんが投げる気配がないと、ツナさんの方を見ながら「ねぇねぇ、早く」といった感じでツナさんに前足をかけておねだり。仕方なしに(?)また投げると、やはり身をひるがえしながらジャンプし、獲物にダッシュ。そして悠々と帰ってきます。



 しかし、戻ってもツナさんが投げずにいると、おもちゃを前足でつつき、ツナさんにちょいちょいと触って催促。しかし、ツナさんが無視していると……



 「自分はこれで遊びたいの!」と言わんばかりにおもちゃを咥えたりつついたり。ツナさんの膝をつつきながら「にゃー」とおねだりまでしています。



 この様子に、「ねぇ…ねぇ…が可愛すぎる」「こんな目で見つめられたら延々やっちゃう」など、催促するその仕草とおめめまん丸な表情にメロメロな人が続々と。そして、「中身は犬では」というコメントもチラホラ。確かに。さらには「うちの猫も同じことします!」と動画をリプライにあげている人まで。多数派ではないにしても、同じ様に持って帰ってくるまでがワンセット、な猫ちゃんもいるんですね。



■ こんなに俊敏に取りに行くのに「どんくさ」ちゃん?
 元野良だったどんくさちゃんは、ツナさんによると、昨年の2018年7月ごろに生まれたと推定される猫。昨年9月ごろは、庭で親子そろってお昼寝しているところをほぼ毎日近所で見かける野良一家でしたが、他のきょうだいに比べて飛びぬけてどんくさかったので、どんくさ、と呼んでいたのがそのまま名前になってしまったのだとか。

 しかし、それまで毎日のように見かけていたのに、2019年の今年5月頃からぱったりと見かけなくなってしまったそう。そして、「6月に再会したときには何故かガリガリの骨と皮状態だったので、その日擦り寄ってきたところを保護しました」と、心配が高じて保護したのでした。あっさりと保護できたのは、近所の人たちが野良猫に優しい人たちばかりだったようで、餌がなくても誰彼構わずすり寄っていくような性格だったから。

■ どんくさちゃんと先住猫が同居になったけど……
 そんなどんくさちゃん、ツナさん宅に迎え入れられたのですが、そこには先住猫のちまきちゃんが。ちまきちゃんは繊細な性格で、ちまきちゃんのその性格を考えてずっとちまきちゃんだけの1匹飼いを続けていたのですが、あまりにもガリガリなどんくさちゃんを見て、保護せずにはいられなかったそう。

 下痢による脱水もありましたが、獣医さんによると特に危険な感染症もなかったそうで、1階をテリトリーにしているちまきちゃんとは別に、2階でしばらく様子をみていたそうです。保護当時、体重は1.7Kg。約1歳でその体重だと確かにガリガリにもなります。

 そんなどんくさちゃん、よく食べよく水を飲み、飼い猫となったことでガリガリだった体重も2週間ちょいでほぼ戻り、去勢手術をした数日後、試しにちまきちゃんとご対面。……してみたまでは良かったのですが、初日はキャリー越しでも怯えて逃げていたちまきちゃん、ある日気が向いたのか2階に上がってきました。

 そのままノーガードでちまきちゃんとどんくさちゃんご対面……したものの、「シャー!」ちまきちゃん威嚇。どんくさちゃんが1階に降りてみると、ちまきちゃんは本気の威嚇と怒り全開、そんなちまきちゃんに怯えるどんくさちゃん。

 その後もちまきちゃんとどんくさちゃん、出会うと互いに唸ったり鳴いたり威嚇したり、時には本気の取っ組み合いのケンカをしたりと、なかなか相性は合わなかったようでした。しかし、最近になってやっとお互いの存在を認められるようになったのか、たまーに隣り合って寝たり、2匹並んでご飯を催促したり。お互いの距離感も近づいているようです。

■ どんくさちゃんの「取ってこーい」はいつから?
 この遊び、いつから始まったのかツナさんに聞いてみたところ、何と家に来て最初っからなのだそう。ちまきちゃんを生後2か月で引き取った時に、自作のおもちゃを作って遊ばせていたそうで、そのおもちゃはちまきちゃんが使わなくなっても大事に取ってありました。

 そこで、どんくさちゃんに遊ばせようとおもちゃを投げてみたところ、そのまま取りに行って戻ってくる、という遊びが始まりました。野良時代からツナさんの足にまとわりつくように懐いていたどんくさちゃん、もしかしてホントに前世が犬だった……?

 リプライには「取ってこーい」が好きな犬に飽きるまでやらせた結果、400回という内容がテレビで紹介されていたという話も複数出ており、さらには自動で球を投げてくれる機械まで紹介されるほどでしたが、投げて遊んでいる最中は触ろうとしても迷惑そうな顔をしたり、撫でても鬱陶しそうに避けたりしていたので、結局、どんくさちゃんはツナさんに甘えたいわけではなく、ただ投げて欲しいから催促までしているのかも、という結論に。

 ちなみにどんくさちゃんにおもちゃを投げるふりだけしてみると、最初は投げたと思しき方向を見て探しますが、ないと分かるとツナさんの方を見て、「何で手に持っているの!」といった顔に。さらにツナさんが投げたふりをしてそのままおもちゃを隠すと、さすがにどんくさちゃんも混乱した様子。投げた方向とツナさんの顔を見比べながらキョロキョロ。混乱したみたい。



 余程この遊びが好きなどんくさちゃん、今日も今日とて、「投げてー」と催促していそうです。

<記事化協力>

ツナさん(@motikiro2)

引用・参照「ちまき記録」

(梓川みいな)

おたくま経済新聞

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