栃木県さくら市にホンダが建設した全固体電池のパイロットライン、2025年1月より稼働開始
2024年11月21日(木)16時46分 マイナビニュース
本田技研工業(ホンダ)は11月21日、独自に研究開発を進めている全固体電池のパイロットラインを栃木県さくら市の本田技術研究所(栃木Sakura)の敷地内に建設したことを発表した。
同パイロットラインは、量産に向けて必要とする一連の生産工程を再現したもので、電極材の秤量・混練から、塗工、ロールプレス、セルの組み立て、化成、モジュールの組み立てまでの各工程の検証が可能な設備を備えている。投資額は約430億円で、延べ床面積は約2万7400m2。2024年春に建屋が竣工、現在は検証に必要な主要設備の搬入をほぼ完了させており、2025年1月からの稼働開始を予定している。同社ではバッテリーセルの仕様開発と並行しながら、各工程の量産技術や量産コストの検証も行っていくとしている。
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