Nothingのポップアップイベントで、全世界1,000台限定の「Phone(2a) Community Edition」を見てきた
2024年11月26日(火)21時12分 マイナビニュース
Nothingの「Phone(2a) Community Edition」は、全世界で1,000台しか販売されない限定モデルで、11月12日にWebサイトでの販売が開始された際にはわずか15分で完売となりました。もう入手できるチャンスはないのかと思いきや、同機を数量限定で販売するポップアップイベントが11月25日に開催されました。その模様をご紹介します。
「Phone(2a)」は、2024年3月に発表・発売となったNothingの3機種目のスマートフォン。先行する「Phone(1)」「Phone(2)」がミドルハイ〜ハイエンドクラスのポジショニングだったのに対し、SoCの性能、本体背面のライトの配置、ボディの素材などを見直し、国内での価格が49,800円/55,800円と手の届きやすいミドルレンジの位置付けとした製品です。カラーはミルクとブラックの2色が設定されました。
2024年7月には、赤/青/黄の3原色をアクセントカラーとして使った別デザインモデル「Phone(2a) Special Edition」の販売も開始されており、今回のグリーンを基調とした「Phone(2a) Community Edition」は、3つめのカラーバリエーションということになります。
「Phone(2a) Community Edition」は、Nothingとコミュニティがコラボレーションして作りあげたモデルで、イベント会場にはハードウェアデザインを担当したアストリッド・ヴァンミュイーズ氏と赤崎健太氏も来場していました。赤崎氏によれば、緑色の燐光は蛍の光をイメージしたものだそうです。さらにアクセントとして日本でも古来からよく使われる朱色を配し、さらにビスの色も黒にしています。
「Phone(2a) Community Edition」では、パッケージおよびデスクトップの壁紙のデザインにもコミュニティからのデザイナーが参加しています。会場にはそのパッケージも展示されています。
「Phone(2a) Community Edition」でフィーチャーされたグリーンを基調とした会場内では、「Phone(2a) Community Edition」のほか、「Ear」シリーズのヘッドフォンやアパレル製品も展示されており、購入できるようになっています。アパレル製品は容易されている数量が限られているようで、本気か冗談かわかりませんが、「ここでたくさん売れたらWebサイトで売る分がなくなってしまいます」と話していました。
前述のとおり、「Phone(2a) Community Edition」は全世界で1,000台のみの限定モデル。今回のポップアップイベントで販売された台数は非公開ということで教えてもらえませんでしたが、購入のために並んだ人の列を見る限り、5台や10台ということはなさそうで、それなりの数が用意されていたようです。購入希望者にはイベント開始前に整理券を配布したそうですが、会場前にも購入者の列ができていました。
Nothingの担当者によれば、「Phone(2a) Community Edition」に限らず、Nothing製品の日本での人気は高いそうで、純粋な購入希望者数でいえばインドなどには一歩譲るものの、人口の違いを考慮すればNothing製品を購入したいという人の比率がいちばん多いのは日本だといいます。今回のイベントでの反応を見ても、熱心なファンが多いというのは間違いなさそう。今回のポップアップイベントは一夜限りのものでしたが、いずれ継続的なイベントや常設販売なども期待したいところです。