アステラス製薬がパーソナライズされたCXを提供できるようになった施策とは
2024年11月26日(火)7時0分 マイナビニュース
日本の製薬会社のリードカンパニーとして、世界70カ国以上で医薬品ビジネスを手掛るアステラス製薬。同社は、CXの向上に向けて、オウンドメディアを基軸とした顧客とのコミュニケーションを高度化することに取り組んでいる。
そこで、本稿では、アステラス製薬でオムニチャネル戦略の企画、実行、検証に従事している傍ら、アドビのヘルスケアMarketo Engage ユーザー会のリーダーも務める大石幸太氏に話を聴いた。
コロナ禍で変わった「MR」への向き合い方
大石氏は、2012年に新卒でアステラス製薬に入社。入社当時は「MR(Medical Representatives:医薬情報担当者)」として、関西圏で8年もの間、営業を担当していたという。
MRの中には、マーケティングやコーポレートの部署にキャリアチェンジを考える人も少なくないという。だが大石氏は、「規模の大きな病院を担当したい」「より難易度の高い疾患の薬を売ってみたい」というMRの中でキャリアを積む道のみを考えてきたと話す。
そんな大石氏に転機が訪れたのは、コロナ禍だった。
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