伝説的な給与を獲得後に没落、でも起業で復活した男の話 第13回 会社で不遇を感じている人に改めて確認してほしいこととは?

12月8日(日)11時46分 マイナビニュース

起業して間もなく10年になる筆者もサラリーマン時代は3年ごとに転職して、40歳で7回転職という腰が落ち着かない人でした。もちろん、現状よりもよい環境を目指して転職していたので、当時は会社に対して不満を持っていました。

昔は日本経済も右肩上がりで、不遇でも我慢して定年まで働けば、退職金がもらえ、そのあとは年金生活が待っていました。今は、国も会社も働かなくなる人にお金を払う余力がだいぶ減ってしまっています。年金受給の開始時期は引き上げられ、年金の金額も減少し、退職金も少なくなりました。サラリーマンであっても自分の身は自分で守らなければいけない時代が来ています。

会社で不遇を感じている人は大きく分けると以下になります。

会社に功績を上げていない人
部門に功績をあげていない人
上司と相性が合わない人
社風が合わない人

人によっていろいろな事情があるとは思いますが、自身が不遇と感じている人は、会社からも「いつ辞めても構わない人」という印象を持たれているケースが多いです。そもそも、会社は辞められて困る人には厚遇します。会社が厚遇しているのに不満がある人は、目指しているレベルと方向性が違う可能性がありますよね。会社が厚遇したとしても、年収10億円を目指している人の要望にはなかなか応えられませんよね。

さて、会社で不遇を感じている人は、そのままの状態を続けていてもよいことがありません。1日の長い時間を費やす仕事で不遇な状況というのは不健康ですし、将来に向けた実績と経験を積むのも期待できないですよね。やはり、会社から厚遇され、期待され、経験を重ねていきたいものです。そこで、不遇を感じている人に気付いてほしいことを述べます。

不遇でも会社にとって益がある行動を一生懸命とり、その行動が目立つようにしよう。

不遇はさまざまな原因と環境から生まれます。千差万別です。ただ、そのような状況から自分を救うことができるのは上記の行動だと思っています。

会社に益がある行動は、会社に勤めるサラリーマンとして仕事を全うしています。その益に気が付かない会社があったとしても、大丈夫です。誰かが見ています。それに、会社の益になる行動をしている社員を不遇にしている会社に何の恩がありましょうか。そんな会社であれば、良いタイミングで辞めてしまえばいいと思います。

会社の益になることをしているのに不遇を受けているからといって、その行動をやめてしまったり腐ったりしたら、将来がなくなります。

でも、厚遇されるのを待って、修業のように仕事をすることは辛いものです。しかも、よくある勘違いで、「私は一生懸命やっているのに不遇だ」と感じている人と会社の間で、会社の貢献の「量」と「方向性」がずれているのはよくあることです。不幸のミスマッチです。

先日、マイナビ出版から拙著「ITエンジニアのための企画力と企画書の教科書〜鳥瞰力で高める企画力とキャリア〜」の予約販売が始まりました。鳥瞰力をテーマにした企画力の本です。同書では、上司や役員が何を考えて、どういう行動が評価されるのかを説明しています。上司の考えがわからない人、自分の行動が浮いていると思う人はご一読ください。

続いて、会社でのミスマッチを避け、自分の行動で自分のチャンスを得るための方法を述べます。

自分の仕事のカテゴリでセミナーの講師などをしてみませんか? 自分の行動が正しいのか、「量」として十分かを測るバロメーターになります。そして、機会があれば執筆をしてみるのも良いと思います。

ただし、登壇も執筆も誰もができるわけではありません。他の人にわかりやすくノウハウを説明する技術が必要だからです。 しかし、セミナーの運営者も編集者も話せる人、書ける人を探しています。基準をクリアすれば、その機会を得ることができます。自分の活動を知ってもらえる人が増えると、転職の機会も増えます。やれる人は絶対にやったほうがいいです。

とはいえ、セミナーの登壇や執筆の経験がある人は少ないでしょう。そこで、未経験の方へのガイドラインを以下に記載します。興味があればやってみてください。

腕を上げましょう(腕がなければ、相手にされなくて当たり前です。不遇から脱却するには腕を上げるのが大前提です)。
会社のことは伏せつつ、ブログで自分のノウハウを書いてみましょう(第三者の批判や、誰かを傷つける内容はご法度ですよ!)
毎週、毎月など、決まったタイミングで毎回2000文字程度を定期的に書いてみましょう。
コンテンツ、読者が増えたら、その実績を持ってセミナーや業界の勉強会で講師に立候補してみましょう。
登壇とブログの経験を持って、執筆企画書をメディアに出して意見をもらいましょう。うまくいけば、執筆できるかもしれません。

この方法で大体うまくいくはずです。ただ、このようなことをセミナーで話をしてたところ、「吉政さんの言うとおりにしたけど、うまくいかなかったです」という方がいました。筆者のアドバイスが足りなかったのかもしれません。そこで、もう1つ情報をお伝えします。

ブログとセミナーの登壇から自己反省を行い、次に改善することを決めて取り組みましょう。改善がなければ、成長もないですよ。また、成長する人は改善にかなりの時間をかけます。努力した量が少なければ、得るものも少ないです。勉強会やセミナーに参加して登壇者がどれくらい勉強しているか、聞いてみると良いです。結構勉強しているはずですよ。

それでは今日はこの辺で。

著者プロフィール

○吉政忠志

業界を代表するトップベンチャー企業でマーケティング責任者を歴任。30代前半で同年代国内トップクラスの年収を獲得し、伝説的な給与所得者と呼ばれるようになる。現在は、吉政創成株式会社 代表取締役、プライム・ストラテジー株式会社 取締役、一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事、一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会、BOSS-CON JAPAN 理事長、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を兼任。

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